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『子どもの宇宙』を読んで

先日、東京都現代美術館に行った際に、いつもSHOPをのぞくのですが、ちょっと気になるタイトルだったので購入。
なぜって、最近私が好んで使っている言葉だったからです。

「子どもの宇宙」

私自身は、「子どもの宇宙」という言葉は、ベネッセさんから出版されているこちらの本を読んだ時から気に入っていました。

それ以来、Youtubeのカテゴリにも追加しましたが、「子どもの宇宙がひろがる様に」というネーミングを愛用しています。

ひろがる様に…というのは、なんだか尻切れトンボの様に感じますが、その先に続く言葉は皆さんに委ねたいという気持ちを込めて。

ひろがる様に、何をします?
って感じで。


話は戻って、
「子どもの宇宙」を読ませていただいたのですが、とってもいい本だなぁしみるなぁ…と思いつつも、終わりが唐突に訪れてびっくりしました 笑

でも総じて、子どもには大人が知る由もない、計り知れない世界が広がっていて、それをこじ開けようとも、無理に広げようとすることもできず、ただ、突如として、広げるきっかけ、時期、「その時」は訪れるもの。
そしてそれは、「タイミング」だったり「人」だったり「生き物だったり」「関係性」だったり、はたまた「恋愛」だったりする。

そうした予期せぬ人生を子どもは生きていて、決して大人の手の及ぶ範疇で起きてているのではない、と思わせる本でした。

何もかも、大人の手の中で生きていると思ったら大間違いなのよね。子どもって。
別の人生、別の世界を生きていて、
同じものを見ても、別の感情を持つ。
当たり前だけど忘れがち。

そう、大人は、当たり前なのに忘れちゃうのよ、子どもには、子どもに宇宙があること。


そんなことを思い起こさせる本でした。

出版は1987年ですので、少々古いですが、引用されている児童文学書も多く、併せて読んでみるとより理解が深まりそうです。

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