本陣痛と前駆陣痛の違いが難しい話。

私は切迫早産の予定帝王切開妊婦です。今回予定帝王切開なのは、一人目から逆子で帝王切開だったからなんですが、一人目の時は手術日まで痛みはなかったので何にも考えてませんでした（アホ）最近、前駆陣痛（かどうかもよくわからない）生理痛みたいな鈍痛と腰のだるさがちょこちょこ来ています。痛みとしては大したことありませんが間隔は5分おきくらいに来ていたので、一度病院に電話したところ
「これから来てください」
とのことで救急外来にお伺いしました。結果本陣痛じゃなかったので帰ってきて書いてるわけですが、その判断が助産師さんも悩むくらい難しかったので残しておこうかなと。一人一人違うので指針になるわけじゃないんですが（今も痛いので気を紛らわしたい）

私はお腹が張りにくい体質です。無気力症と安易に判断することは難しいのですが、一人目も二人目も切迫診断されています。しかし、どちらもお腹の張りは認められず（だから退院できて助かったのですが）生理痛のような痛み、もしくは胃腸炎のような痛みが定期的に襲ってきてたときも、腰や背中の重さや痛みはありましたが、お腹がピーンと張ってるような感覚はあったりなかったりで結局よくわからない、というのが正直なところでした。ただ健診の時に助産師さんから
「ご自分で判断せず、悩んだらいつでもお電話ください」
と言われていたので、先に出産経験のある友達に電話（その辺がのんき）それは陣痛かもしれんからとっとと病院に電話しろ、と言われ救急外来にお電話しました。ら、やっぱりすぐ呼ばれました。

病院に着いて助産師さんからの最初のお話では
「前駆陣痛かもしれないけど、本陣痛までは待たないと思うので診察次第ですぐ切ります」
とのことでした。そのあとすぐ診察してもらいましたが、子宮口2cm。これは陣痛が来ていてもおかしくない数字に見えますが、私は切迫早産の診断時点で既にその数値が出ていたので（ちなみに子宮頸管は1cm）要するに何も変わってませんでした。とにかくお腹の張りをみましょうということでNSTを下腹部あたりに装着。30分ほど様子を見ましたが
「お腹の張り、ないですね…」
うん、私、NSTでお腹の張りのグラフ出たことないんだよな。助産師さんが手技で確認したところ、どうやらお腹の上部の方が張っていそうだということで位置をずらして再モニタリング。今度は微弱ですが5分きっちりに波に小さなお山が出ました。私これにはちょっと感動した（なんで）出産前にお腹張ってるグラフ見れてよかった。
ただ、私の週数でいうと臨月ではありますが生産期ではなく。これから緊急帝王切開！と決め手になるほどの張りでもなく。でも微弱ではありますが定期で張りは来ていて、家に帰すのもまた微妙な判断。そこから二時間、NSTつけっぱなしでモニタリング。そしてずっと変わらず5分毎にやってくる部分的で小さな張り（微弱陣痛とも言い難い）これから手術かもしれないので水も飲めなくてちょっと疲弊（わかんない、聞いたら水くらい飲めたのかも）助産師さんも先生も判断に困って首を傾げてました。どうしようね？

ここで、ちょっと大御所っぽい別の先生が登場。なんか訛り的になにわの人っぽい（偏見）声が大きくて物事はっきり言うタイプ。たぶん。
「なに？お母さん自分がお腹張ってるかもわかんないの？」
といいながらお腹ごりごり押してくる。先生痛いです、わかんなくてごめんなさい、でもそれだいぶ痛いです。
「そんな顔しかめるほど痛いの？なんで？」
痛くてごめんなさい。私痛みに弱いタイプです。
「まあ仕方ないからとりあえずもっかい触診しよう」
またこの先生の触診痛い。悲鳴上げてると
「お母さんこの程度で痛がってたらお産耐えられないよ？なんで？」
それは私が帝王切開だからです痛みに弱くてすみません。
「うんやっぱり進んでないね。どうする？泊まってく？病院もタダじゃないけど」
迷うことなく、私は帰ります！と言いました。そして気がつきました。あ、私もっと早く帰るって言わなきゃいけなかったんだ。この状況を打破するためには、患者が帰りたがっていう名目が必要だったんだ。助産師さん、先生、人手の足りない時間にお手を煩わせてごめんなさい。

と思ったんだけど、そのあとものすごい助産師さんに心配されました。
今日来てもらったのも正しい判断なんですよ、何かあってからじゃ遅いし、このタイミングで触診するのは大事なことです。このあと、もっと病院に来るタイミングに悩まれると思います。なので

①このまま朝まで同じ痛みが続くようなら朝電話ください
②一旦治まっても、また再発するようなら電話ください
③痛みがひどくなるようならその場で電話ください
④もちろん、おしるし、破水、胎動がないなど異常があったらすぐ電話ください
⑤判断するのは私達です。ママの感覚は赤ちゃんを守るために絶対必要なものなので、少しでも迷われたらすぐお電話ください。

夜中に迷惑かけてごめんなさいって思ってたので、助産師さんの優しさはとてもありがたかったです。ただ、あのなにわ先生（だから偏見）の言い方はキツく感じたけど（全然悪気なくてたぶんあれがあの先生の普通、声がでかいだけ）きっとあの場で私を帰す判断を誰がしなきゃいけないなか、あえて買ってくれたんだなと思ってます（いやあれが素の可能性と全然ある、私が気にしすぎ）その日は相変わらず引き攣るお腹を抱えて帰ってきました。そして会計払うの忘れた（おい）翌朝電話したら、次回来院時でいいですって言われた。やっぱりいい病院なんだよな。

帰って結局朝方までお腹痛かったですが、和らいだところで気がついたら寝てました。薬なしで寝れたのえらい久しぶり！そんで起きて、相変わらずまたお腹痛くてへにょ〜ってなりながら毎日過ごしてます。お腹痛いけどもう電話しません。先生、私お腹張ってるか分かるようになりました。それだけでも行った甲斐あった気がします。