創作のこと

つくることはもともとすきだった。文章も、イラストも。中学の頃から詩を書き始めて長い事それに夢中になっていた。詩をまとめたWebサイトなんてものも作ったりした。

だけどある時を境にぷっつりと、詩を書かなくなった。書けなくなったというほどじゃなくて、何かしらの短いフレーズは思い浮かぶ。だけどそれが詩という形になるまでうまく育てることができなくて、結局芽吹く前に摘んで捨ててしまうような感じになってしまっていた。

イラストは趣味でそこそこ続いていて、オリジナルのキャラクターを生み出したり、生まれた子供たちが動き出したり、そういった創作は楽しみながらできていた。だけど詩を書くひとには戻れないでいた。

つい最近、インターネットのおともだちから「自動記述」という概念を教えてもらった。それは文章という枠にとらわれず頭に浮かぶままをつづって並べていくというようなやり方なのだけども、それを試してみたところ、何かを思い出すような手ごたえを感じた。

いくつか思うままに頭の中を出力していくうちに、そういえば詩ってこんな感じで書いていたっけと、詩をいっぱい作っていた頃の記憶がよみがえる。そうだ、昔はこれぐらい自由に書いていたっけ。

なんやかんやで年を取り、あんまり知りたくないものも知ってうれしいものもたくさんのインプットがあって、そのせいかアウトプットのための穴がすこしサビついていたような気がする。いわゆる頭がカタくなってしまったというやつ。

なんだかまたいろいろな文章をつくることを楽しめそうな気がしてきたので、うまいことうまいものが書けたとき、いうてそうでもないとき、書き溜めたものを投稿していきたいと思っています。のーとの記事が1個だけってのも、切ないもんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?