見出し画像

尾山台と、ゆっくりつながる「認知症に歩み寄ろう」ワークショップ

先日、neighbor初のワークショップを尾山台タタタハウスにて開催しました。参加者は医療、介護、素人まぜこぜ。アルツハイマーになった福島のおばあちゃんを引き取って介護する孫・中野結衣さんの話を伺い、全員でディスカッションを重ねました。

介護のハウツーではなく、わたしたち(親だけでなく、自分や、まちの高齢者みんな)の辿る道のりを俯瞰し、どんなことが起こり得るのか把握し、選択肢を柔軟に増やしていく学びがあったと思います。

こんなに人間が生きて死んでを繰り返しているのだから、過去から学べることは学んだ方がいい。頭のなかで「今、自分がどこにいるか」というマップと現在地が描けるようになると、暮らしや社会の見え方が変わります。

また、いま実際とっても困る状況があったとしても、起きていることの理由が分かるだけで闇雲に不安になったり感情的になったりせず、自分の行動が変化していきます。

知ることは、優しいこと。
なんじゃないかな。

「こんな話をする場がなかった」という参加者の方々の声が印象的でした。”こんな場”とは、自分の未来の話と、社会の未来の話を、重ねて話して考えられる場なんだろうと思います。
会の最後のほうで「肉親だけで介護を背負わない・知り合いの介護を助けられるという状態を生み出したくない?」といった問題提起がブク、ブクブクとほうぼうで自然と湧き上がっていました。この思いがどう発展していくか楽しみです。

また、スタッフ振り返りの中で感想の割れたテーマがありました。それは、遠隔介護について。このもやもやを次のワークショップにつなげます。

ご協力いただいたおやまちプロジェクト&タタタハウスの皆様、ありがとうございました!地域との連携があることで、この学びはさらに生きてきます。尾山台に心強い仲間ができました。

次回のワークショップの予定が決まったら、HPやSNSでお伝えしますね。
https://neighbors-neighbor.com/






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?