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ギブあんどギブ!?

気づけば今日は11月30日。今月もギリギリ月末の更新となりました


そしてこのタイトル…

いやいや「Give &Take 」ギブあんどテイクでしょう

と突っ込まれそうですが。。。

「Give&Give」ギブあんどギブ

今日はちょっと???なタイトルをテーマにお話してみたいと思います。

「ギブあんどギブ」


私が今まで続けていることは、まさにこの言葉そのものです


見返りを求めず、情報を共有するということ

もちろん全てとは言いませんが、実際はそうすることで情報はぐるぐると回って、結果的には自分のところに別の形で返ってくるんです

苦労して見つけたことは、誰にも教えたくないなーって思うのは自然なことですし、聞かれてもちょっとはぐらかしたくなることってありますよね

例えば、ずーっと探していたものを執念で見つけ出したものに対して「それはどこに売ってますか」という何気ない質問に皆様ならどんな風に答えますか?

「それはね!」ってすぐに答えられればいいけど、自分が時間をかけて苦労して見つけたことを、簡単に近道されるっていうのは、ちょっと悔しい気持ちになったり、すぐに教えたくないなーって思うのは人間だもの当然のことです。

特にに購入先を共有することで、前回記事にしたように「真似されてしまう」リスクも高まるので、敬遠することのほうが多いと思います

もしかしたら、何気なく聞いただけなのにそんな大げさなこと?って思われるかもしれませんが、作品を模倣するのと同じくらい、購入先を聞くこともかなりシビアな問題なんです

なので、もし購入先を聞かれて困った時は「海外から買い付けてて」とか「旅先で偶然見つけて」とか・・相手を傷つけないように、でも相手の方がそれならばと諦められるような言葉でお返事されるといいかなと思います。

逆に、もし聞いた時にこんな風にお返事があった時は、悟ってあげるか、実際に本当なこともあると思いますので、諦めてご自身で探されることをお勧めしておきます。

深追いしないことがいい関係を保つ秘訣です


技術の分野に関しても同じこと


資材の購入先を聞くのと同じくらい、技術の分野に関しても同じことが言えます

以前手芸店で講師をしていた時も、私が惜しみなく縫い方のコツを伝授するたびに、生徒さんには「そんなことまで教えちゃって大丈夫?」って言われること多くありました。

講師であっても生徒さんに全てを見せない先生は多いそうです。特に無料だったりそれ相応の場所でない限り技術を人前で出さないそうです。ちょっとびっくりしましたが・・・

その手芸店での講習は無料だったので、いろんなタイプの方が生徒さんでいらっしゃいましたが、特に差別することなくどの生徒さんにも同じように接しておりました

でもそのことで自分が「損をした」と感じることは全くなかったですし、むしろ独学なのでこれであってるのかな?という思いのほうが強かったので、現場で教えながら自分自身も実は学びとなったり、実際に生徒さんが上達することを目の前にすることで自信に繋がることのほうが多かったんです。

今皆様にお伝えしている技術は、そんな風に周りの方に自信をつけさせてもらえてお伝えできていることばかりです。

だから、自分がオープンになって情報を共有することで、実は別の形で自分に返ってきてるという、いい流れができてると思うんです

そして今は、「伝えること」が仕事に変わっていく中で、今まで感性で制作していたことを自分の言葉で表現することが増えてきました。

例えば布合わせなども、見えないことを言葉で表現することはとても難しいけれど、言葉にして伝えていくうちに、そんな風に決めていたんだ!と自分にも気づくきっかけになったり、改めて自分自身が発見することも多くて、伝えることで原点に戻るきっかけになることも多いんです

例えば、miroomオンライン講座では布耳のポーチを紹介させていただきましたが、思いつきで作っていたものを言葉にして教えるというのは非常に難しく、しかもその道のプロの方が見たら「それってどうなの?」って感じにもなりそうで、とても緊張感があります。

だからこそ見た方にもわかりやすいような表現で作り方を紹介することで、同じような感覚を共有してもらえることができると「伝わってる」ことが分かって心から喜びを感じます

それに、感性は人それぞれなので「伝えること」で受け取った方はそこがスタートで、更なる新しい発見もあるかもしれません。

「ギブあんどテイク」=常に平等

「ギブあんどギブ」=「自分の得るものは無限大」


例えば誰にも教えたくない美味しいスイーツのお店を見つけた時とか、独り占めして情報を独占するか、誰かと共有して一緒に盛り上がって楽しむか

発想の転換は自分の未来を変えるかも

人生を楽しく、考え方をちょっと変えてみるきっかけになれば幸いです


最後までお読みくださりありがとうございました



2020/11/30 

手芸講師 猪俣友紀

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