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Soul Journey#5カナダ【REIKI?】

日本に一時帰国をする少し前のこと

「アロマフェイシャル」を同じ人に20回施術させてもらいレポートをまとめる、という課題がでた。


私のテーマはアンチエイジング

さて、誰にモデルをお願いしよう。。。

モデル探しをしていた私に、名乗りを上げてくれたのは、当時学校に栄養学を教えに来ていたヘレナだった。

彼女は50代のホメオパシー医で、普段は学校の近くに自分のクリニックを持って毎日忙しく診察をしていた。

私は彼女の授業を受けていなかったのだけど、白髪のショートカットのヘレナは優しそうで、モデルが見つかったことに心からホッとした。

それから、週に1.2回のペースで彼女のクリニックに通い、1時間程度の施術をさせてもらっていた。

最初は、普段忙し過ぎて、美容にあまり関心のないと言っていた彼女も、少しづつ潤いを取り戻していくお肌と、マッサージを受けることによるヒーリング効果を心から喜んでくれるようになっていった。

彼女ともどんどん打ち解けていき、彼女のクリニックに通うことをすごく楽しみにしていた。


おじいちゃんが亡くなったのは、そんな時だった。

カナダに戻ってから、いろんな人が私のおじいちゃんに見えるという不思議な現象は相変わらず続いていた。

「ヘレナ、ちょっと時間が空いちゃったけど、また、よろしくお願いします。」

カナダに戻ってきてから、引き続き、ヘレナのフェイシャルをするために彼女のクリニックに通い始めた。相変わらず彼女は私のマッサージを楽しみにしてくれていた。

そんなある日、ヘレナへの施術をする為に彼女のクリニックに到着し、受付の女性に「ヘレナのマッサージに来ました」と告げると、あるものが目に止まった。

FREE REIKI HEALING

「クリニックの空き部屋に新しくレイキヒーラーさんがテナントで入ったのよ。オープン記念に1人だけ、無料でヒーリングを受けられるわよ。良かったら名前と電話番号を書いて応募してみて。」

受付の女性が説明してくれた。

REIKI、言葉だけは聞いたことがあった。

カナダに来てからいろんなマッサージショップのメニューにREIKIと書かれた看板をみたことがあった。

この言葉が日本語であるということも分かっていたけれど、これがいったいどんなものなのかは、全く知らなかった。

(なんだかよく分からないけど、、、応募してみよう)

ごくごく軽いきもちで、名前と電話番号を書いた小さな紙を応募ボックスの中に入れた。

クリニックの受付の人から私が当選したと電話がかかってきたのは、それから数日後のことだった。






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