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あの夏の花火を思い浮かべて:『空に牡丹』大島真寿美

梅雨の真っ只中ですがいかがお過ごしでしょうか。

土砂降りの日はどうしても外に出たくなくなりますが、そうも言ってられないので外に出る毎日です。

さて、今月の3冊目読了しました。

『空に牡丹』大島真寿美


私にしては珍しく時代もの。

今までは、現実味というか違う次元のような気がして手に取らなかった時代ものだけど、帯の直木賞の文字に釣られて手に取った本です。

手に取った過去の自分に拍手喝采したいくらい素敵な本でした。

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花火が咲いたあとの戻った暗闇に香る火薬のにおいのような、儚いのに幸福感が残る作品。

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話は明治時代に花火に魅せられたある一人の男について。

偉人でもなく何かを成し遂げたわけでもなく、

むしろ凡人以下と呼ばれる男。

なぜそんな男の話が後世まで語り継がれるのか。

会ったこともない人達までがその男のことを楽しそうに話すのはなぜなのか。

それは全て彼の人柄にありました。

その人柄とは、、。

ここから先は読んだ人だけが知り得る内容なので書きません。悪しからず。

私も主人公のような皆んなに慕われる人間になりたい〜。

今年は大きい花火大会は無いけれど、実家の庭でやる花火が楽しみです。

そういえば去年は庭で花火やらなかったな〜!

ではでは。

今日のnegoto:『雨の日はいつもより濃いメイク』

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