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読了:『別れの予感』 森瑤子

こんにちは。

こんなにも時間の流れが速いのか

と思うくらいに12月があっという間に過ぎていく毎日です。


やり残したことなんていくらでもあるのに、

やり切れない上に、更なるやることに追われ雪だるま方式です。

まあそれが人生というものでしょう、、。


さて、今回の読書。

私の「本」に対する印象を変えてくれた本でした。


ひとむかし前の本なんですが、今までその時代の作品を読んでこなかったので、まさかこんなにも読後感が最高だとは。


『別れの予感』 森瑤子(もりようこ)

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漢字が多くてちょっとお堅いような文にみえるけど、使われる言葉が驚くほど洗練されています。


この本は、従姉妹から従姉妹のおじいさまのを貸りているのです。

自分以外の人による選書って貴重だと思うんです。だから、読む前からとても楽しみにしていました。


男女の別れについての物語がいくつか入った短編集です。


出会いがあるということは別れもあって。

別れとは出会うための始まりなのかもしれないし。


いずれは別れる瞬間が必ずくるというとてつもなく大きい恐怖を抱えながら

見てみないふりをして日々時間が過ぎているような。


森瑤子さんの書き方がめちゃくちゃにタイプで、本当に素晴らしい。


私の未熟すぎる日本語では良さが1ミリも伝えられそうにないので、ぜひ読んでみてください。古本屋さんとかでもありそう。


本の裏をみると、ISBNが9784から始まってないところとか

こんな素晴らしい作品が定価300円なところとか

この時代最高だなあと感動しました。


あ、もうあっという間にこんな時間。


大好きな本屋さんのバイトに行ってきます。

美味しいコーヒーで気合入れて今週もまだまだがんばりましょう。


今日のnegoto「ついついお菓子に手を伸ばしてしまう深夜二時」

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