図1

「乗ってって~」 滞在ビザ延長審査係の役人

サーファーの日本人の男と出会った。彼はもうすぐビザが切れるため、更新しようと考えていた。役所に行きたいというので10万円で買ったブルーバードに乗せて連れて行ってあげた。

役所に到着。さっそく、申請用紙に書き込んでいた。申請用紙には、滞在を延長する理由を記載する欄があった。

その男は、理由なんて特になかった。ただ、もう少し居ようと思っただけで、何を書こうか困っていた。

なんて書こうか、と言った相談をうけた。正直、そんなのは知らん。。
聞かれても困る。僕もなぜか一緒に困り、そのサーファー男も困った。で、開き直って、こう書いた。

「波がいいから」

そのまま、ドキドキしながら(なぜか僕も)、サーファー男は申請用紙を提出した。相手は役人。冗談は通じない気がする。僕は、そいつは滞在延長が許可されないんじゃないかと思った。

役人は難しそうな顔で、サーファー男が出した申請用紙をみた。で、20秒。

「だろッ!!!」

役人は超笑顔&超元気になって「オーストラリアは波がいいだろ。
日本は小さいからな。乗ってって~」
と。しかも、握手を求めている。そして「OK」と。滞在を延長したい理由が、波がいいから。それは正当な理由と認められた。

オーストラリア、とても素敵でクールです♪

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