見出し画像

好きなゲームを紐解いていくと、自己分析になるんではという説

あなたは、どんなゲームが好きだろうか。

今、テレビゲームと言ったら笑われるのかしら?
家庭用ゲームの部類、もしくは携帯用ゲームのことである。

大人になっても趣味として楽しんでいる人もいるだろうし、
幼い頃、夢中になってハマったゲームの話でもいい。

あなたは、そのゲームの"どんな所"が好きだった?

好きな/嫌いなゲームに見える、その人の得意不得意

個人的な話を例に出すと、
私は「ぷよぷよ」がドヘタだった。

ぷよぷよというゲームは有名なので知っている人が多いと思うけど、
同じ色の「ぷよ」を消していくパズルゲームである。
ぷよには何色か種類があって、積み上げ方を工夫すれば「れんさ(連鎖)」という技が使え、一度に画面上のぷよを消し去ってしまうことができる。

私はこの、「れんさ」が苦手だった。

衝動的に色の揃ったぷよを消してしまう、
見通しをもってぷよを積み上げることができず、連鎖が続かない。

大人になった今、こういうのはADHDの衝動性や、
仕事における「見通しの甘さ」と同じなんだな。と気づくに至った。
(発達障害といっても特性の出方はそれぞれで、ぷよぷよ得意な人もいると思います)

同じパズルゲームでも、テトリスやドクターマリオはそこまで苦手じゃない。というか楽しくできる。
それは、とにかく「そこにあるのをひたすら消す」というのに専念できるから。

テトリスはキチッとカチッと消していく爽快感が、私に少なからずあるASDの特性に合っていたような気もするし、
ドクターマリオもれんさのような作業は必要なく、ただ「上のボーダーラインまでパズルを積み上げすぎてゲームオーバー」にさえならなければいい。

明快なルールである。

好き、嫌いを今持ってるスキルに当てはめてみる

うちは貧乏だったので型落ちの古いソフトを繰り返しやってた記憶しかないけれど……

RPG(ロールプレイングゲーム)……コツコツ積み上げが苦手なので基本はやらない。ただしポケモンのピカチュウ版はハマった。

※余談だけどポケモン内でスロットをやれる「ゲームコーナー(実態はパチンコ屋みたいなとこ)」があるんだけど、スロットにハマって延々やっていた時期がありました。

今、思い出して……私はパチンコ等ギャンブルは一切やらないけど、それはタバコと、けたたましい音・光が苦手だから行ってないだけで、やってみたらハマるんだろうなとゾッとした。
(ちなみに今はどの施設も屋内原則禁煙だそうです。行かないから知らんかった。うるさいので今後も行きませんけど)
海外版では子供に悪影響だというのでこのゲームコーナーが規制されてた国もあるみたいだよ!わからんでもない当事者。

格闘ゲーム……めっちゃ好き。
使いやすいオールラウンダーより、どこか変な武器や技、動きをするキャラをわりと使いたがる。ただ絶対コレ!というキャラを固定するわけではなく、コロコロキャラを変更する。(ADHDゆえの飽き性というか、刺激を求めたがる)

※戦国BASARAでは明智光秀を使いがち。ストリートファイターではダルシム、バーチャファイターではリオンやシュンで遊びがち。

シューティングゲーム……好き。
バーチャコップ(無印)しかやったことないけど、いつ敵が飛び出してくるかというスリルがたまらない。
たまに人質を間違えて撃ってしまうけど、まあそれはご愛嬌ってことで……(意外と頻繁には撃たない、謎の瞬発力はある)

音ゲー……太鼓の達人くらいしかやらないけど好き。
小さい子供も遊べるようレベルが用意されてるので普通に楽しいし、タイミングがちょっとずれても「可」として扱ってくれる(バッチリタイミングが合ったときは『良』として高得点になる)けど、「ドドドン」とか譜面がいっぱい並び始めるとパニックでした。
妹はうまいのであんま勝ったことない。

こうやって見ると、
その瞬間瞬間、刹那的に物事を判断するような行動パターンで、
ずっと同じじゃなく、ちょっと変化のあるような作業。が好きなことが見えてくるなと。

これは、業務遂行能力に繋がる話ではないか。

「好きを仕事に」の罠

好きを仕事にするということを考えた時によく「子供の頃好きだったこと、楽しかったことを思い出してみよう」というのがあるけれど、
子供の頃の「好き」って、行為そのものに抱いている感情とは限らない。

たとえば、私は絵を描くことが好きだったけど
これはコミュ障の私が、絵を描いていればクラスメイトに話しかけてもらえたり、褒めてもらえたりしたからだ。

「コミュニケーション手段」「称賛を得られる手段」でしかなく、
冷静に振り返ってみると、「絵を描く」行為そのものが好きだった・得意だったとは言い難い。

「ものを観察して脳内に記憶し、アウトプットする」
この行為ひとつ取ってみれば、むしろ苦手な部類だと思う。事務作業が苦手なことからもわかるし(見本を見ながらなのになぜか記入漏れや間違いがある)、相貌失認もきっとそれだ。

漫画が好きだったから、漫画の「現実をデフォルメした描線」の劣化版コピーが、そこそこできるようになっただけだ。

絵を描くのがもっとうまくなりたい!という思いはあったが、練習するのは苦痛だったし、現に高校で自分よりはるかに上手い人がいっぱいいるのを知り描くのをやめてしまった。

ゲームの得意不得意が業務遂行能力に繋がるんでは

例示のための自分語りが長くなってしまった。

今回の主題としては、
「好きなゲーム」のジャンルやキャラの選び方。遊び方に、
自身の業務遂行能力の得意・不得意が見て取れるんじゃないかって事。

今まで経験を踏まえて自分のことを俯瞰して分析できる人にとっては必要ない話かもしれないが、
精神障害を抱えていたりすると、自分のことをまっすぐ見られなくなったりする。
うつ病はネガティブになりがちだし、発達障害における二次障害もそう。

また、そもそもまだ仕事に就いたことのない新卒の就職活動における自己分析でも、この方法は使えやしないだろうか。

もちろん、仕事(アルバイトも含む)をしていくうちに後天的に獲得する能力もあると思う。
ただ、自分の軸となる所。何をしている時にワクワクを感じるか、といった所は、幼い頃からブレないことも多いのではないか。

また私の話に戻してみる。

ジャンルが明確だからテレビゲームに限って話を進めてきたが、
これは「ゲーム」と呼べる遊びすべてに話が通じる気がしてきた。

カードゲームもそう。
私はポケモンとか遊戯王はやったことないから往年の遊びの話だが、
トランプはババ抜きと七並べくらいしかできない。大富豪は、友人がやっているのを見ていてもどうやってやるのかさっぱりだ。

つまり、私の場合は「一言でルールが言い表せられる」ようなゲームを好む。
広義の「ゲーム」にあたる野球も、ルールが複雑で何度説明してもらってもわからない。

対してサッカーは、「相手のゴールにボールを入れる、自陣のゴールに入れたら相手に一点入る」というのがわかっていればそれなりには観られる。
もちろん厳密には他のルールもあるのはわかってるから、積極的に楽しむもんではないんだけど、野球よりはとっつきやすい。

そういうふうに、見えてくる共通点がある。

テレビゲームで自己分析することの良い所は、
「誰かと比べて」の視点があまりなく、自分が好き(得意)だったor嫌い(苦手)だった行為が何かわかるところ。

ゲームというのは基本的に小さな子どもでも出来るような操作性になっているものがほとんどだから、フラットに「自分の好き嫌い」を振り返ることができる。

友人や兄弟とやっていてあまりの実力差に嫌になった、というケースはあると思うが、一人でプレイ出来るモードがあるものも多い。
ただ単純に、「やって楽しい(楽しかった)のは何か」という話になる。

ご意見ドシドシ募集中です

長々と話してしまったが、どうだろうかこの自己分析法。

情報発信なら自身のブログ(https://shiki-blog.net/)でやればいい話なのだが、ただ単に自分自身が今やっている仕事と当てはめて後付けで語っているだけなのかちゃんとした理論になっているのか、よくわからなくなってしまったのである。

noteにて書き始めたのは、
読んでくださった方にここのコメントでもTwitterのリプ欄でもなんでもいい。
「あーそういえば○○ってゲームが好きだったな。考えてみればこういう仕事するのが好きかも」「△△ってゲームが全然できなくて。自分のこういう特性が影響してたからなのね」という話があったら、是非お聞かせ願いたい。

物申す!でもいいけど、議論するほど芯を強く持ってるわけじゃないというか、水曜日のダウンタウンのノリで「好きなゲームを紐解いていくと、自己分析になるんではという説」とか言ってるだけなんで。よりよいご意見が来たら普通に論破されますのであしからず。

それでは改めて聞こう。

あなたは、そのゲームの"どんな所"が好きだった?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?