すごろくで一回休みを何度も食らうような人生
すごろくでサイコロを振り、
出た目の数だけマスを進む。
「一回休み」
他の人がマスを進んでいく中、
自分にはサイコロを振る機会が与えられない。
気持ちは進みたいのに、置いてけぼり。
身体がついていかない。
心の元気がついていかない。
一日一日の余暇だけではない。
そういえばここに至るまで、
文字通り「一回休み」の多い人生だった。
通信大学卒業して、
就活する勇気がなくて(というか社会人になるのが怖くて)半年プラプラ、
ブラックに捕まりつつ何度か転職を試みるも、
その合間には何度も無職期間。(就活はちょいちょい……してたけど)
2年以上無職だったこともあった。
フェスの時期に遠征費を稼ぐため単発バイトを数日組み込むだけで継続的なバイトもしてない、実家住まいで貯金を切り崩しながら生活するマジの無職。
かつての同級生をすごろくのプレーヤーとするなら。
人によっては仕事のキャリアを重ねて昇進してたり、結婚してすでに2人くらい子育てを経験してたり。
「経験の数」で言えば、きっと私より進んでる人が多いだろう。
「一回休み」の多い人生。
ただ、悪いことばかりではないと思っている。
きっとそれなりにでも色々と「こなせる」人間なら、
休む間もなく人生の意味も考える必要はなく、
ああなんかしんどいな〜と思ってもそのまま進み続けていくのだろう。
私は、
人との付き合いが苦手で疲れてしまうし、
仕事も不得意なことは本当に不得意だし。
人より身体が丈夫だと思っていたら、ただ鈍感なだけだった。
気圧や気候に左右されることが思いのほか多い。
休み休み行こう。
だって私は私のままでしか生きられないのだから。
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