向田邦子の冬の運動会をぼんやり読みながら、 もし、目の前に向田邦子が居たら、私の問いに、きっと辛辣に完璧な言葉をくれただろうと思った。 阿修羅の如くの台詞を思い出した。 『兄弟って、へんなものね。 ねたみ、そねみも、すごく強いの。そのくせ、兄弟が不幸になると、やっぱり、たまんない。』 厄介で悲しい。
彼岸中日も終わり、夜な夜な台所に。 刻んだ舞茸しこたま入れ、豆腐かさ増しつくね。夫のお弁当兼、わたしの酒のつまみ… 生活の音っていいな。 秋だね。秋だよ。 肉体がある限り、疲労もし、病気もし、憎みもし、愛しもし、時に下らない理屈を捏ねられたりして虚しくもなり、それでも呪われたみたいに自分に課せられたことを乗り越えようとする。 何かを得たから人は人になるのではなく、何かを失うことで人は人になっていく。肉体も精神も。 でも、残酷だね。それが真理なら、この
久しぶりに母と出かけたら、格好良いボルボがありまして。 「日本車のデザイン最近パッとしなくない?」 と言ったところ、 「小さいのに躍動感だそうとするからイマイチなんじゃない?」と母。言い得てなんとやら。 身の丈が美しいかもね。 そのうち成長しますしね。 身の丈たけのこ元気な子。
朝、店である実家に向かう途中、ゴミ置き場は粗大ゴミの日だった。 見知らぬチェストと一緒に実家のゴミもあった。病気をしている母が、断捨離しているものを兄が捨ててくれたのだろう。 車庫に着くと、埃まみれの壊れた黒のパイプ椅子がある。私が捨て置いたものだ。 まるで、人がいつでも座れるようになっている。実際には、汚くて座れたものじゃないが。 「あのさ、あの車庫にある椅子捨てようかな、前からうっかり忘れてばかりで。今日こそ捨てるよ」 仕事を始める前に、ささねばならない何種類
今宵は双子座新月♊️ 新しい時代にふさわしい新月。 悲しみ怒り、様々な感情、情報に溢れておりますが、どうか今日は、希望を持ってお願い事を書き記して下さいませ。 SNSのアカウント開設や、新しい発信を。