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白と黒のあいだ

「結局、どっちの味方ですか?」
直接的ではないけれど、こういったニュアンスのことを言われたことがある。
会社員として働いていたころは、なぜか板挟みになることも多かった。
双方の話を聞いているうちに「へぇ~そんな考え方もあるのか」とか「その言葉の裏にはこんな気持ちが隠されていたのか」とか、良くも悪くも共感してしまい、結果、どっちの味方にもつくことができない。
あぁ…いま「八方美人」なんて言葉が浮かんできました。
でも、どちらかが100%正しくて、どちらかが100%間違っている、なんてことは滅多にない気がしていて、どうにか混ざり合っていけないものかと考えてしまうのだ。(混ざり合えず分離してしまうことがほとんどなのですが。)

善か悪か、美か醜か。
時には白黒つけることも大事だと思うが、善のなかの悪、美のなかの醜も必ず存在する(その逆もしかり)。そして、世の中の結構な割合は、そういう曖昧なものでできている気がする。

八方美人だね~なんて言われるのは少し悲しいけれど、二極化できない白と黒のあいだの世界があってもいいじゃない。
どっちかじゃなく、どっちもってこともあるしね。

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