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【魔族のルーツ】中世生まれの種族じゃなかった?|クロノトリガー考察

今回は「魔族のルーツ」をテーマに語っていこうと思います。

クロノトリガーの魔族は中世(A.C.600)において人間と敵対していた種族です。特徴として姿形は様々で、人と同じ言葉を喋ることが出来ます。

人間の失った魔法を扱うこともでき、長く尖った耳が特徴です。

魔法に関しては「天・冥・火・水」といった星の魔法以外にも、人間に変身したり、相手の記憶を元に幻惑を見せる魔法や、中には死体を操る外法な魔法を扱える者もいます。

現代における魔族の扱い

中世ではじめて魔族と出会った時の扱いは魔物(いわゆるモンスター)という扱いでした。

ヤクラ

ですが400年後の現代、結果的に人間に敗れた魔族はガルディアから離れた大陸に、魔族だけの住む排他的なコミュニティ『メディーナ村』を形成しています。

この辺りから実は魔族=悪い魔物というわけではなく、それぞれが人間と同じように生活を持った生き物だということがわかります。

彼らは過去の出来事から反人間的な思想教育を受けているので、かなり沸点は低いですが、刺激しなければ向こうから襲って来るようなこともありません。

現代では中世の大臣が提案していた裁判所も完成しており、魔族だからといって一方的に殺していいというわけでもなく、ちゃんと人権も考えられている模様。

裁くために

中にはヤクラのように恨みが強すぎて、世代を越えて国家転覆を図るテロリストのような過激派もいるようですが...

魔族はどこから来た?

中世の時代に魔王の配下として、突如出現したように思える魔族ですが時代を遡ると実は古代の時点でジャリー種や、ディアブロス種といった魔族の姿が確認できます。

なげきの山

古代の時代から存在して、魔法が使えるということから考えるに、おそらく魔族の正体は天の民が生み出した魔法生命体ということではないでしょうか。

原生生物が人間と同じように赤い石に触れて、独自に進化した可能性も考えられますが、少なくとも古代の時点での魔族は人間のような文明を形成している様子は見られず、中世の頃のように敵対しているわけでもないのに、コミュニケーションも取れず一方的に襲ってきます。

研究の副産物として生まれたものの、制御しきれず捨てられたりしていれば、人間に恨みも持っているかも。それでも魔族の歴史はこの時点ではまだ浅いように思えます。

もしも魔族が古代由来の生物だとすれば、現代のボッシュがメディーナ村の近くに居を構えているのも、何か懐かしさを感じてのことかもしれませんね。

魔王も魔族?

耳が尖っていることが魔族の特徴であるとするなら、魔王の耳が尖っているのは何故なのか?

魔王は古代人の天の民ではあれ、普通の人間だったはずです。

魔族の耳

少なくとも子供時代のジャキだった頃は耳がまだ尖っていません。血縁のある姉のサラや女王ジールの耳も丸いです。

でも、魔王軍の中でも外見が極めて人間に近いマヨネーの耳は尖っています。

これらの共通点から考えるに、耳の尖がりには魔力の高さが影響しているのではないでしょうか。

マヨネーは魔王軍の中でも空魔士の称号を得るほどの魔法の使い手であり、魔王に関しても少年時代は魔力を自ら封じていた過去がありましたが、中世に来てからは生き抜くために魔力を開放したはずです。

ジャキはもともとサラよりも高い魔力を持っていたということなので、それを伴って成長した結果、魔族のように耳が伸びたのかもしれません。


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