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【ドリストーンの謎】ラヴォス由来の素材って本当?|クロノトリガー考察

今回は『ドリストーンとは何だったのか?』というテーマで語ります。

クロノトリガーにおけるドリストーンとは、原始で手に入る赤い原石のこと。

命の賢者ボッシュ曰く、それは金よりも価値のある素材だといいます。

ドリストーンの価値

作中に登場する重要アイテム

・あかきナイフ(グランドリオン)
・マールのペンダント
・魔神器

なども、このドリストーンを原料に作られています。

ドリストーンの正体

ガッシュの日記

理の賢者ガッシュの記録によれば、赤い石(ドリストーン)は原始の時代から存在し、人間の進化のきっかけになったと言います。

このことからクロノトリガー時点でのドリストーンは、虹の貝殻などと同じ『星の力』の一種と考えられていました。

ですが、続編のクロノクロスではこの設定がさらに掘り下げられ、ドリストーンはラヴォスの一部である「凍てついた炎」と同種のものという後付け設定がされます。

ドリストーンの矛盾

赤い石

ですが、そうなるとクロノトリガー側では少し矛盾も発生します。なぜならドリストーンはラヴォスが落下してくる以前から地上に存在していたからです。

後付け設定による弊害だと切り捨てることは簡単ですが、これに関して理由を考えるのであれば、ドリストーンはラヴォスが生命の進化を促進させるため星に蒔いた肥料のようなものだと考察します。

ラヴォスは星に寄生して、その星の遺伝子情報を集めて進化することを目的とした生物です。ですが、宇宙から飛来する際に生物のいる星をどうやって判別していたのか。

そこでドリストーンを先遣部隊として、バラ撒いていたのではないでしょうか。

生物にとってドリストーンは、いわばアダムとイヴの禁断の果実。そうして進化の兆しのあった星を察知して本体が向かうのです。

凍てついた炎と変な石

変な石

最後におまけです。ラヴォス落下後のイオカ村では「変な石」を拾ったという住人がいます。ただし住人は気持ち悪くなって、すぐに捨ててしまったとのこと。

これが凍てついた炎じゃないか?と考察されることもあります。

ですが凍てついた炎=赤い石だとすれば、原始においても赤い石は希少な素材と言われているので、見つければきっと喜んでいたはず。

変な石という表現自体がそもそもおかしいです。

ということで、ここで言われている「変な石」は凍てついた炎ではなく、ラルバ村跡地にいるヌゥが持っていたアクセサリ「白の石」のことだと思われます。



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