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【魔法の正体】ラヴォス由来の力じゃなかった?|クロノトリガー考察

今回は「クロノトリガーにおける魔法とは何だったのか?」というテーマで語ります。

『魔法』とは物語の序盤に訪れる時の最果てで、戦の神スペッキオのおまじないによって覚醒する能力。

彼の言葉を引用すると、こんなことを言っています。

スペッキオ「おめーらの生まれるずっと昔……
魔法でさかえた王国、あった。
その世界、みんな魔法使った。
けどその王国、魔力におぼれ
ほろびた……。
それから人は魔法を使えなくなった。
魔族以外はな。

これはストーリーを進めていくことで、後に訪れることになる12000年前の魔法王国ジールへの伏線だったということが分かります。

魔法が使える条件

スペッキオ「だが、おめーら、持ってる。
心の強さを。 魔法は心の強さ、力。
魔法は天・冥・火・水の4つの力で
なりたってる。

古代人の血を引くクロノたちは、魔法を使える素養を受け継いでいるようです。

スペッキオは魔法=心の強さ(力)と言っていますが、古代より以前の時代を生きるエイラや、生き物でも無く未来生まれのロボには魔法を扱える力は無い模様。中世生まれのカエルは呪いで姿は変えられていましたが、問題なく魔法を使えました。

このことから古代を生きた天の民の血統が、魔法の素質に関わっていることが分かりますね。

魔法≠ラヴォスエネルギー?

詳しく語ると長くなるので触れませんが、続編クロノクロスの設定を知っていると魔法=ラヴォスの力なのか?と思ってしまいます。

でもラヴォスに頼る前から人間は、「星の力」に由来する「天・冥・火・水」の魔法を使っていたようです。

星の力

ここで言われている「星の力」というのは、太陽石や虹の貝殻などといった星の「天然資源」を指します。きっと作中に名前は出ないものの色々な素材もあったと思います。

流れとしては最初人間は、赤い石(ドリストーン)をキッカケに星の力を引き出す方法を見つけ、星の魔法が使えるようになりましたが、時代が進む過程でそれよりも出力の大きな『ラヴォスエネルギー』の存在を発見。

ラヴォスには「星を喰って長い時間をかけて成長する性質がある」といいますが、これは何もカブトムシの幼虫のように土を喰ってるわけではなく、FF7などで言うところのライフストリームのような星の生命力を吸収しているのだと思われます。

その力は人間が自力で星の魔法を操るより、引き出すのも簡単な上に強力。というか便利だったので魔神機なんて装置まで作って、湯水のように利用していました。

ジール王国と新羅カンパニーも、なんとなくダブって見えてきましたね。

古代の人々にとって、ラヴォスは都合のいい変電所のようなものだったのかもしれません。もちろん一部の人間はその危険性にも気づいていたのですが...

つまり人間の使う魔法とラヴォスエネルギーは、根本こそ同じ星のエネルギーということです。

人間が魔法を使えなくなった理由

人間は魔法王国ジールの滅亡と共に魔法の力を失ったといいます。

天の民の魔法

この理由については作中詳しく語られていないんですよね。サラくらいの素養がないと天の民も、地上では魔法を使うことができないのか。

それともラヴォスの存在を恐れた天の民が、自主的に魔法技術を捨てたんでしょうか。禁忌として受け継がれなかった結果、人間は魔法の使い方を忘れてしまったといった感じですかね。


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