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みちくさのしおり

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いただいた本や、仕事のために読んだ本、学生に勧めたい本を備忘のためにまとめています。
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#メディア史

佐藤卓己『言論統制』増補版

同僚の白戸先生と学生と一緒に図書館のセミナー室を借りて読書会を開いた。 2004年に刊行され…

negadaikon
2か月前
9

読書国民の誕生

永嶺重敏『読書国民の誕生』(2023、講談社学術文庫) ※初版『〈読書国民〉の誕生』(2004、…

negadaikon
5か月前
5

R.ダーントン『検閲官のお仕事』

ロバート・ダーントン [著]ほか. 検閲官のお仕事, みすず書房, 2023.12. 978-4-622-09663-4. h…

negadaikon
9か月前
7

有山輝雄『近代日本メディア史』Ⅰ・Ⅱ

メディア史研究者待望の書。 私が2023年夏に読んで最も勉強になった本でもある。 1990年代以降…

negadaikon
1年前
6

鈴木涼美『JJとその時代』

著者の本を読むのは実は初めてだったのだが、雑誌研究の一事例として読んだ。ゼミ生でファッシ…

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2年前
3

佐藤彰宣『〈趣味〉としての戦争』

反戦平和教育のなかで、「戦争と軍事科学のやさしくて高級な専門雑誌」を標榜することで刊行を…

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2年前
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『京都メディア史研究年報』第8号

佐藤卓己先生の研究室が発行している年報。毎年たくさんの成果が載っていて圧倒されるが、今号は科研費の共同研究として進められているメディア議員研究の成果が多く載せられている。 佐藤先生が書かれている池崎忠孝は、赤木桁平のことである。「この両者が同一人であることを知っているひとはきわめて少ない」という引用があって、私がその点をしっかり認識していない一人だったので思わず冷や汗をかいたのだが、漱石門下の異端児としてでなく「メディア議員」として赤木=池崎を捉える視点。換言すれば、文芸評

井川充雄『帝国をつなぐ<声>:日本植民地時代の台湾ラジオ』

昭和3年の御大典に際し、天皇が勅語を朗読する「玉音」を、台湾にいてラジオで聴くことは可能…

negadaikon
2年前
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佐藤卓己『メディア論の名著30』

40代というのが研究者の人生にとってどういう意味を持つのか、一般化できるかはわからない。た…

negadaikon
2年前
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