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敗れるも成長を見せた一戦。NAGAREYAMA F.C.の最終節は胸アツな展開へ。

今節は茨城県龍ヶ崎市での試合…え、市原市よりも近い!?

2024年9月29日(日)、千葉県社会人サッカーリーグ1部 後期リーグの第4節が開催されました。

今節のお相手は、HCSフットボールクラブさん。市川市に本社を構える株式会社ハイパーサイクルシステムズさんのサッカー部で、後期リーグはここまで1勝2敗。負け、勝ち、負け、という一進一退の状況で、現在は5位。
HCSフットボールクラブさんは2位とは勝ち点で4の差があるため、今節で敗れると2位以上の可能性が消滅してしまうという厳しい状況で迎える一戦になります。

この試合にあたっての状況はいつものマッチデイプログラム的なフリーペーパーにまとめていますので、そちらもよろしければご覧ください!

この試合の会場はRKUフットボールフィールド。場所は、茨城県龍ヶ崎市。
千葉県のリーグにして茨城県で試合を行う、という面白い構図。それでも、流山市から見れば市原市に向かうよりも近い会場なので、実は非常にありがたかったりもします(笑)
こちらの会場は流通経済大学さんが管理されている会場なのですが、HCSフットボールクラブさんは同大学のサッカー部と提携したチーム作りをされており、そのご縁でお借りすることが出来たのだと思います。
こちらの会場、綺麗な人工芝に、照明設備、屋根付きの観客席まである非常にありがたい会場で!
さらに幕の掲示だけでなく、声を出しての応援、鳴り物を使った応援までALL OKという太っ腹な会場!最高でした!

幕はNAGAREYAMA F.C.側の観客席の裏に設置!

前回対戦時は5バックも、今回はいつもの4バックで挑む

今節のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ1部 後期リーグ 第4節

GKは#1板橋 柊哉選手。
DFは右から#26三好 崇斗選手、#5長坂 拓紀選手、#9橋本 真吾選手、#16延山 光聖選手。
MFは右から、#24栢野 史也選手、#22澤口 瑛都選手、#23長野 峻己選手。
FWは右から#11山口 賢人選手、#13板倉 航希選手、#10寺内 大登選手。

前節からの変化は、#2岡田 俊祐選手が外れ、#11山口 賢人選手が右のFWに入りました。それにより、#23長野 峻己選手が前節FW→IHに、#26三好 崇斗選手が前節IH→SBにそれぞれスライドしています。

ベンチには#7砂田 琢己選手、#8小野田 大樹選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手、#18加藤 康徳選手、#19飯沼 駿太選手が入りました。

市安芸開始前の挨拶
円陣!

ワンチャンス、ツーチャンスをものにされてしまった試合に

試合は早々に動きました。
前半4分、相手陣で得たフリーキックを跳ね返され、高く上がったボールのクリアが味方選手にあたってしまい、それを相手選手に拾われてしまいます。かろうじてディフェンスが戻るも、最後はシュートフェイントから上手くブロックとタイミングをずらされたシュートを許してしまい、失点。
試合開始早々に先制点を奪われる苦しい展開となりました。

その後は、一進一退の展開。
NAGAREYAMA F.C.はボールを持つとどんどんロングフィードを蹴って前線にボールを送り、板倉 航希選手のポストプレーからチャンスメイク。
対してHCSフットボールクラブさんもロングフィードを蹴るのは同じですが、狙いはDFラインの裏のスペース。CFが裏のスペースでボールを受けてDFラインを下げさせてから、空いたスペースへIHや左右のFWが入ってゴールを狙うシーンが多かったです。
お互いに長いボールを蹴りあうことが多かったのですが、裏のスペースを突いてDFラインを下げさせて中盤が間延びさせられた分、HCSフットボールクラブさんの方がやりたいプレーは出来ていたのかな、という印象でした。

前半のNAGAREYAMA F.C.の最大のチャンスは、44分のコーナーキック。ファーサイドにこぼれたところをボレーシュートで狙いましたが、相手DFがかろうじてクリア。惜しくも同点ならず。

前半はそのまま0-1とNAGAREYAMA F.C.が1点ビハインドで折り返しました。

終始裏に走りまくる相手FWと何度も競り合って奮闘してくれた延山選手
中盤3人、左右に振られて走らされる展開が多かったですが、走り負けないという凄さ!
山口選手が様々なところでボールを受け、攻撃の起点に
ハーフタイムでベンチメンバーがアップ
今節はベンチ入りしていなかった牧野選手も入り、良い雰囲気でアップ!

後半に入ると、流れは一気にNAGAREYAMA F.C.へ。

攻め方は両チームロングフィード中心で変わりませんでしたが、後半に入ってからはNAGAREYAMA F.C.もDF裏のスペースを狙ったロングフィードが増え。HCSフットボールクラブさんのDFラインを押し下げることでIHも高い位置を取れるようになり、前への圧力が上がったNAGAREYAMA F.C.が押し込む時間が長くなります。

そんな中、ついにNAGAREYAMA F.C.が決定的なチャンスを作ります。
後半30分、途中交代で入った#15板垣 敢大選手がそのスピードを活かして完全に右サイドを突破。マイナスのクロスに走り込んだ#24栢野 史也選手が狙いすましてシュート。完全に崩し切ったシーン、完璧なシュートでしたが、相手GKが見事なセービングを見せ、ゴールならず。
その後も同じような形で今度は#13板倉 航希選手がシュートを放つも、惜しくも枠外へ。

押しに押したNAGAREYAMA F.C.でしたがゴールを奪うことが出来ず、逆にその後、相手のカウンターからのクロスをブロックしたところがオウンゴールとなってしまい、リードを広げられてしまいます。
結局試合はそのままタイムアップ、NAGAREYAMA F.C.が0-2で敗れました。

後半開始に向けて
スペースに走りまくり、ハイボールの競り合いで何度もジャンプし…
板倉選手にかかる負荷が大きすぎて…心配
後半、押し込む中でもしっかり集中して守ってくれていました

結果云々はともかく、楽しくて見ごたえのある、ナイスゲーム!

結果的には、0-2での敗戦。
セットプレーから前半早々に失点、終盤に追加点を奪われる、という展開はまさしく前回のHCSフットボールクラブさんとの試合の流れとそのまま重なるもので、「悔しさ倍増!」という試合となりました。

ただ、それはあくまで結果論であって、内容的には前回とは全く異なるポジティブな試合だったと思っています!
後手後手に回っていた前回対戦とは異なり、この試合はしっかり自分たちがやりたいことも表現できていたと思います。
シュート数だけで見れば、NAGAREYAMA F.C.が圧倒。最後のところで得点を奪うことは出来ませんでしたが、ゴールまでの道筋はきっちり描けていた証拠だと思います。(逆に言えば、少ないチャンスでしっかり決めきる…質の高いチャンスを作ったHCSフットボールクラブさんの強さが出た試合、ともも言えるのですが。)
完全に崩して狙いすました栢野選手のシュートをはじいたHCSフットボールクラブさんのGKもホント凄かった。良いシュートと良いセーブがある試合は、やはり観ていて面白い!
結果は残念でしたが、非常に良い試合でした!

スペースへのランニングでチャンスを作りまくった板垣選手
シュートシーン以外にも、決定機になりそうな絶妙なタイミングで
何度もゴール前に走り込んでいた栢野選手

1部リーグだとこちらだけ声出し応援がある、というシチュエーションが多いのですが、この試合はHCSフットボールクラブさんの方も太鼓とチャントでの応援があって!恐らく流通経済大学サッカー部の学生さんが盛り上げてくれていたのだと思いますが、お互いに応援があるシチュエーションというのはやはり盛り上がりますし楽しいですね!

お互いに負けられない一戦ということもあり非常に球際も激しい試合になりましたが、激しくコンタクトした後には両チームの選手ともしっかり謝りに
いっており、試合が荒れることはありませんでした。
時折熱くなるシーンはありましたが、この試合は審判がしっかり選手とコミュニケーションを取りながらコントロールしてくれたこともあり、気持ちよく観ることが出来ました。
ひとつ残念だったのは、両チームに怪我人が出てしまったこと。終盤にきての選手の離脱は死活問題になるだけに、両チームの選手とも軽傷であることを願っています。


千葉県社会人サッカーリーグも、いよいよ次が最終節です。
勝てば2位以内が確定する一戦。このシチュエーション、思い出されます!
昨年の9月10日、2部リーグの最終節。昇格のためには船橋FCさんに勝つしかない、という崖っぷちの中で迎えた、あの一戦。
対戦相手の位置づけ、会場、そして昇格(の権利を得るための)の条件。
今回、奇しくも全く同じシチュエーションで最終節を迎えることになりました。
相手は、リーグ首位の房総ローヴァーズ木更津FCさん。
会場は相手のホームグラウンドである、ローヴァーズドリームフィールド。
勝たなければ、関東リーグ昇格への挑戦権を得ることが出来ない。
許されるのは、勝利のみ。
そう、勝てばいいんです。
シンプルでいい!
最高に、アガるシチュエーションが整いました!

最終節は、10月13日(日)、16時キックオフです。
アウェイの地だからこそ…こういうシチュエーションだからこそ燃えるのが、流山魂ですよね!
流山市民の力を結集して、ローヴァーズドリームフィールドを、ピーコックブルー…NAGAREYAMA F.C.カラーに、染めませんか!?
ぜひ皆で一緒に、現地でNAGAREYAMA F.C.の選手たちの背中を後押ししましょう!!そして、最高の瞬間を、現地で共に分かち合いましょう!
いざ、ローヴァーズドリームフィールドへ!!!

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