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きらり。編集部に行ってきた

発達障がい専門誌『きらり。』編集部へ行ってきました。『きらり。』はネフネにおかせてもらっている物の中で興味を持ってもらえることがすごく多い雑誌。

人気の理由はいくつかありますが、ひとつは当事者にとってほんとうに必要な情報を当事者目線でストレートに発信しているから。だと思います。

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こんなにも惹きつけられる雑誌をどんな人たちが、どんな場で作っているのか?気になっていました。

京都の住宅街の一角、寺子屋のようなところに編集部はありました。
早速、おじゃまさせてもらうと本や参考書などもたくさん置かれた「書道教室」仕様になっていて、まさに寺子屋のような場所でした。地域の子どもが学習したり本を読んだり安心して過ごせる『居場所』になっている。
朝倉さんは書道教室を運営されていて、個人塾のような形で学習指導も行われているそうでした。

さらに、『きらり。』編集部も編集は朝倉さんだけ。ライター、カメラマン、校正は外注で依頼をしているけれど、ほぼおひとりで作られているそうです。

当事者でもある朝倉編集長は自身の経験をベースに、同じような悩みごとや生きづらさを抱えた方たちへ向けて、どうしたら楽しく生きられるか?どんな工夫をしたら人とうまくやっていけるのか?などそれぞれの特性に合ったさまざまなアプローチのやり方やヒントを提案しています。それはご自身が関わられている雑誌や本などのメディアだけでなく、教室でも。

相談に来られたり、見られているのは子ども中心ですが、大人の当事者の方でも「変わりたい。成長したい」と思って実行していける方にはアドバイスもされたりもするそうでした。

ネフネも発展途中。朝倉さんにオススメの本やお役立ちちグッズなどあれば教えて欲しいとアドバイスをお願いしました。教えていただいたグッズも早速、店舗に入荷いたしました。

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学校や塾、そして療育の先生が考案した発達に課題を抱えた子どものために開発された道具を扱うtobiracoさんの道具たち。

こんな道具があれば、子どもたちが「できた」という晴れやかな気持ちになれるのではないか、これを使うと凹んだ子が「自分って本当はイケてるかも」と思えるようになるのではないかといった、そんな先生の願いが込められた道具。
だそうです。発達の凸凹だけでなく、自分を表現する自信が凹んでしまっていたりする人の役にも立ちそうな道具。

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「あたりまえ」なことがむずかしいと感じている人がいて、その「あたりまえ」のやり方を伝える術がわからず、戸惑う人たち。さまざまな気づきの中で、少しでもやさしい人たちがありのままの自分でいられるような社会になりますように。ネフネもそんなお手伝いができたら。と思っています。


西浦由乃/ネフネスタッフ。右左の判別がちょっと苦手だが方向音痴ではない。カメが好きすぎて何かとカメの話に結びつけたがる。

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