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事実そのものよりも「現実的」なもの

 さて、昨日のエントリでは「表記ゆれ」を気にして(それに引っかかって)いるのは、実は読み手ではなくてテクスト作成者たちのほうではないかということを書いた。今回はその話題を引き継ぎつつ、こうした「作成者の意識を縛る」というテクストの有する性質が、文章を主なメディアとして高速かつ大量の情報をやりとりするツイッター等のSNS参加者たちにもたらしがちな、ある種の傾向について述べることにする。

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