尊敬と距離感
ウィッシュリストから中田考先生の『イスラーム学』を送っていただいたので(ありがとうございます)、久しぶりに中田先生のアカウントを覗いてみたところ、以下の文章に出逢いました。
以前のエントリでも中田先生のインタビューは引用させていただきましたが、今回の文章も知性と宗教性がともに高度なレベルで発揮され、かつ統合されていて、たいへん素晴らしいものでした。もちろん、述べられている主張の内容には同意できないところが多々ありますし、ムスリムではない私には、同意する資格もないでしょう。ただ、信念や出処進退のあり方は異なっていても、依然としてカントが言う尊敬(Achtung, 自愛の念を挫く感情)の対象となる人格というのはあるものです。中田先生が敢えて語らないことによって示された態度も含めて考えますと、まずは何よりも我が身を省みて、さらに精進をせねばならぬと思わされました。
そのこととはとくに関係ないのですが、今夜は限定キャスで、上掲の仏教のアレ編集部さんの動画に関する個人的なコメントをさせていただこうかと思っています。
こちらのツイートで予告してあったトピックではあるのですが、もちろん私は曹洞宗や道元禅師については単なる素人でしかありませんから、言えることは私的な感想に過ぎません。ただ、お二人の話の内容は、「仏教徒ではない」と『仏教思想のゼロポイント』の時から一貫して述べている私自身の現在の「仏教との距離感」の問題とも(個人的な事情ではありますが)大きく関わるところがありましたから、そのお話もすることになると思います。
上掲の動画の視聴を基本的には前提とした上で、それでも「三人くらいがわかってくれればいい」という例の感じの内容になるかとは思うのですが、私の話はガチるとどうしてもそうなるので、そこはご容赦いただけますと有り難く存じます。コメント等をいただけましたら、もちろんできるかぎりのお答えはいたしますので、よろしければリアタイにてご参加いただければ。20~21時くらいの開始になると思いますが、詳細はまた、ツイッターにて告知いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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