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慈悲の話は難しい

 仏教のアレ編集部さんによる『自由への旅』読書録放送を遅ればせながらようやく視聴終了した。全九回という長尺で、本書の各章について丁寧に扱っていただいたわけだが、私にとって何よりも有り難かったのはお二人が一貫して坐禅の実践者としての立場からコメントをしてくださったことで、この放送を見ることを通じて、坐禅であれ瞑想であれ、仏教の実践への意欲を掻き立てられた方々は実に多かったのではないかと思う。

 感想はもちろん色々とあるのだが、ひととおり読書録放送を見てきて改めて強く実感したことは、『自由への旅』は仏アレのお二人くらいの強度で実践をやってきた経験があって、はじめて「刺さる」本なんだなあということである。

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