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リヴァイアサンよりこわいもの

 スイーツなどを食べていたため遅くなってしまったが、昨日のエントリの続きである。現代日本において「全体」や「公」の再形成の試みが忌避されがちな背景には、「1. 境界画定の暴力性」「2. 体系設定の暴力性」という 2つの暴力性が十分な根拠とともに意識されているということが、その大きな要因の 1つとして考えられるだろう、という話をした。このうち、「1. 境界画定の暴力性」については前回の記事で詳述したので、今回は「2. 体系設定の暴力性」について、簡単に述べることにする。

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