魂は高く売れ

最近とみに思うのは、生活保護は貧しい。でも働くことは今更できないということだ。どの会社も仕事で関節リウマチになって、統合失調症にもなって、、完全に体を壊した男は雇わないし、同じような理由で半分頭のおかしな女を雇うのはB型事業所くらいなものだが、土星罵声を浴びせてくるような待遇がひどい場所に行きたいとは思わない。

だからこそ、魂だけでも高く売りつけてやろうと思う。
やりくりすれば意外と何とかなるもので、生活にはそれほど困らないときもある。困るときもある。
旅行に行けるか? →二人ではいけない
ケースワーカーは来るか → 来ない
そう考えると、俺たちの安否って誰が確認するんだって話にもなってくるわけだ。
病院にもいかなくなったら腐乱死体で発見されるなんて話にもなりかねない。
だからこそ、せめて生活保護者として、労働を下に見て、勤労に魂をすり減らしていた自分を下に見て、魂を高く見積もろうじゃないかと思う。
社会貢献せねばならないとか言ったって、この体で社会貢献はできない。
どっちみち雇わないなら、こちらから願い下げだ、とも思う。
このまま、老いさらばえてやろうと思う。
労働さえしなければ、妻は安定していて、俺も体は壊さなかったわけだし、今は労働を悪と考えている。
「無職詩人」という男がいたが、俺は絶対的にあの男を支持する。
労働なんてくそだ。

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