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「ポジティブ心理学」-Cousera受講記録-

「私」そのものやねん、ポジティブ心理学。

私が唯一心から大好きだと思える物事であり、academic interestであり、熱意をもっているもの。
、私の人生・考え方・価値観を表し、科学的に根拠づけてくれる学問。

あいさつが遅れました、オランダで大学生をしている「むぅ」です。

今回は、人生初のロックダウン、海外での長期休暇にcourseraでPositive Psychologyのコースを履修したので、受講内容とその感想。
「私にとって、ポジティブ心理学とは」について書いていこうと思います。
(2021年12月執筆)


Coursera 受講-Positive Psychology

Courseraはオンライン上の学習サービスであると私は認識している。
今回私が受講したPositive Psychologyというコースは、6単元あり、1単元が「動画視聴、読み物、単元ごとの選択肢式のテスト」で構成されたコースだった。使用言語は英語であった。そして、内容は講義のタイトルにもあるようにポジティブ心理学について扱うものであった。
詳細等は、ここで私が記述して誤解が生じても申し訳ないのでウェブサイトを確認して頂けると幸いである。
(本文章執筆時、2021年12月の段階では、受講証明書を発行するのにお金がかかるものの、内容の閲覧自体は無料で行うことができた。)


Coursera 受講理由

冒頭にも書いた通り、私はオランダで学生をしているのだが、冬休みは日本へ帰国せずにオランダに滞在する選択をとった。オランダの12月は、日が短く、曇り空が多い。それに加えて、ロックダウンになってしまった。だから冬休みは、部屋で割とノープランでゆる~く過ごそうと考えていて、現に最初の1・2日は、「たくさん寝て、ボーッとして、動画見て、気づいたら1日が終わる」みたいな日を送っていた。「テスト後だしちょっとくらい休憩するのいいよね」と思っていたし、あえて何もせずに過ごすのも嫌いじゃない。しかし問題は、「休んでいるはずなのに、せっかくの自由時間なはずなのに、謎に疲れてしまったり、楽しくなかったし、休めている気もしなかった」ことだ。このままでは、本当に自分にとってあまりいい状況ではないと思って、「それなら、とりあえず1日だけでも自分の好きなこと学んでみるか」と思って、Coursera動画の視聴を始めのだ。


Courseraの受講感想

動画を見始めると、ただただ楽しい。誰に強制された訳でも、こなさなければならないタスクでもないのに、気づいたら時間経っていて、1日が終わっていた。私の今までの勉強に対する意識は、「〇〇(自分、将来、テスト、受験etc…)のために勉強する」であり、基本的に勉強は苦手だと答え、「勉強しているという行為」は好きでも、「勉強内容」自体を好きになったことはなかった。しかし、今回は「ただ好きだから、勉強する」であり、勉強内容自体が好きで楽しかった。そして、英語のreadingは苦手なはずなのに、諦めることなく能動的に進んで取り組んだ。そして、ただcertificateが欲しいのではなく、学びを自分のものにするために、A4計40ページにもなるノートをとった。それらは全て自発的、主体的な行動で、義務感などは一切なかった。これらの自分の行動や感情から、心の底からポジティブ心理学が好きなことを再認識した。そして、このコースを受講したことで、太陽を見ることが少ないことに加え、ロックダウンという、精神的に落ち込んでしまいやすそうな状況を健康に乗り越えることができそうな気がした。実際に、受講後の私は、たとえ天気が悪く自室に籠っていても、心健やかに過ごせていると思う。


「ポジティブ心理学」との出会い

私が、ポジティブ心理学に出会ったのは、高校3年生の春頃(2020.04)。
ちょうどその頃は、心理学部について調べている最中だったから、出会ってすぐにインターネットで情報を調べた。調べていくうちに直感的にもう少し知ってみたいと思うより、ポジティブ心理学に関する本の購入を考えるようになった。今となっては何かの合図だったとも考えられるが、この時のみ謎に「オンラインではなく、本屋さんで自分の手にとって購入したい」という気持ちが溢れ、IELTS受験のため (英語の語学試験)大阪に行った際に大きな本屋さんで購入し、試験の待ち時間に読み進めた。待ち時間は5時間程あったが、一瞬で時間が過ぎ去るほどのめり込み、今までに経験したことがない不思議な感覚がしたことを今でも鮮明に覚えている。

初めて触れる学問なはずなのに、全く新しい気がしなかった。

そして、学術的根拠は一切無しに自分が勝手に考えてきた、今まで私の生き方、価値観、考え方、行動基準が、ポジティブ心理学という学問によって科学的に根拠づけ、説明されている感じがしたのだ。パズルのピースがはまる、というよりもっと、私自身とポジティブ心理学という学問がピッタリと重なりあった気がしたのだ。この気持ちは、学びを深めるごとに高まっていき、今回のcoursera受講でもさらに高まった気がした。ポジティブ心理学は、ポジティブ心理学を知る前の私の人生においても、そしてきっと今後の人生においても、本当に「私そのもの」なのである。過去の何気ない発言や、思考回路、ポジティブ心理学を学んで過程で「あ、あの時の発言。ポジティブ心理学で科学的にも効果が示されているなんてびっくり」みたいなことが頻繁に起こる。だから、全てをリストアップすると、数えきれない数になるだろう。だから、一つ、今回のcoursera受講で思わず涙ぐんでしまった瞬間をここに一例として挙げようと思う。

思いと学問が繋がった瞬間

小学校高学年から、高校1年生くらいまでは、海外への憧れや、テレビなどのメディアの影響もあり、国際協力に興味をもっていた。「衣食住は満足にいかなくても、幸せになれるのでは」と考え、「世界中の人を、物的支援ではなく、人との繋がりや人との関わりを通して人々の幸せに貢献できる国連職員になる」というのが私の将来の夢であった。しかし、実際に国連職員の方々や、国際協力に携わる方々に話を伺っても、調べることを繰り返しても、一向に自分自身が本当に共感できる・なりたいと思える具体的な職業や働き方は見つからなかった。加えて、学年が上がるにつれ現実を突きつけられるようになり「自分の考えは空想で夢物語でしかなく、間違っているのだ」と思うようになった。しかし、「世界中の人々を幸せに」という思いだけはずっと消えることなく心の中に強く残り続けた。そして、自己分析を繰り返すうちに、自分のパッションは国際協力そのものよりも、「幸せ」や「人との繋がり」に興味があることがわかり、自然と国際協力や国際関係学から、社会科学系へ着目する点が変わり、色んな学問をexploreした後、運命的に出会い、ぴったり当てはまったのが、ポジティブ心理学なのである

(私自身、講義の内容を完璧に100%理解し覚えている訳でもなく、ちゃんと日本語に直せている自信はないということを前提として読んでほしいのだが、)今回の講義内容中に、「最低ラインの安全が確保できていれば、どんな逆境にいる人に対してもポジティブ感情は働く」というような内容が出てきた。加えて、講義中に「人との関わり」についても多く述べられていた。だから、「衣食住は満足にいかなくても、幸せになれるのでは」という一度は間違っていると否定してしまった、当時の自分の考え方が、100%間違ってはなかったとポジティブ心理学が自分を支え、慰めてくれた気がして、思わず涙がこぼれてきた。それと同時に、どんな時期の自分自身に焦点を当てても、ポジティブ心理学の考えや科学的知識が当てはまることに対する若干の驚きと、私とポジティブ心理学の深い繋がりを実感する経験でもあった。

「一貫性」と「熱中し切れない私」

私の特性の1つとして、好きなものは一貫していることが挙げられる。
一番初めに買ってもらったぬいぐるみも、今でも好きな動物も「おさる」だし、好きなアーティストやダンスも、ずいぶん長い期間変わっていない。しかしながら、これら好きを掘り下げようとか、深めようとはあまり思ったことがない。好きという割には、それらのことを考えている時間は1日の中だと、とても少ない。むしろ、考えない日の方が多い。だから、周りが熱中しているアーティストやアニメ、スポーツがあったり、動物がいたりすることを羨ましく思ったり、なんで自分だけ熱中できるものがないんだろうと疑問に思うことも多かった。

しかし振り返ってみると、そんな私でも気づいた頃から、「どうしたらみんなが幸せになれるのだろう」「なんでこの人は幸せそうなんだろう」「どうしたら、素敵なコミュニティ(クラスや学校行事とか)になるだろう」「〇〇の強みはどこだろう」みたいなことを文字通り四六時中考えていて、それぞれの問いに対して、「自分なりの答えを見出し、それに基づいて行動してみる」を繰り返す人生を送ってきた。そして、これらの問いや考えのほとんど全ては、ポジティブ心理学の考えに密接に密接につながっていると感じている。

魅せられ、自然と生まれた主体性

そして、今回のcourseraを受講を通し、ポジティブ心理学なら、素直に心から、主体的に学びにいこうと感じ、実際に行動していた。そして何よりも、ポジティブ心理学について、学び、考えている時間は心の底から本当に楽しいと思える。そして、四六時中考えているので、何気ない些細な言動でも選択でもポジティブ心理学と無意識的に結びつけていることも多い。だから、人生を通して私の心から好きだと思えることは、高校3年生になるまで名前がつけられていなかっただけで、ポジティブ心理学という学問なのである。私は心の奥底からポジティブ心理学が大好きで、今までもこれからも一生を通して人生を共にする物事なのだと思う。ここまでポジティブ心理学に対する愛を語ったが、私が知っていることはこの学問のほんのごく僅かな一部に過ぎないと思う。日を追うごとに高まるポジティブ心理学への興味関心、学ぶごとにどんどん惹かれていく魅力。私にとって、ポジティブ心理学は人生においてとても大切なものであり、その偉大さは計り知れない。まだ、具体的に今後どのように、ポジティブ心理学と関わり、学び続けていくのかはわからない部分が多い。しかしながら、それらを明確にするためにも、自分のポジティブ心理学への愛を高めるためにも、自分らしく生きていくためにも、何らかの形で今後も学び続けていこうと思う。



私にとってかけがえのない、ポジティブ心理学との出会いと学び続けられていることに感謝してこの文章を締めようと思う。

ここまで読んでくださった皆様も、本当にありがとうございました。
ではまた:)

Fijne Dag!
むぅ


サポート、ありがとうございます。 1ヶ月食費€100で生活してる割と限界大学生なので、頂いたサポートは糖分補給に使わせてください💗