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『姫君の賦』玉岡かおる

2023年、19冊目⠉̮⃝

徳川家康の孫娘千姫の物語

大河ドラマに全くハマれなくて、徳川家康が天下人となるあたりの物語が読みたいと思ってた時に見つけました。
お付きのちょぼ目線で語られる千姫の物語。
豊臣秀頼と政略結婚して大阪夏の陣の後徳川家に戻ったまでは知ってたけど、その後もこんな波瀾万丈な人生とは知らなかった。
人形のように言われるがままに生きる千姫が恋を知り、子をもうけ人間になっていく。姫として幸せであることを課せられ、緋毛氈の下にどんな犠牲があろうともそこを気にかける必要はなく笑っていればいい、という人生を聡明な千姫は自分の意志で生き抜いた。

過去の出来事を回想しながら進んでいくので、前半はひとつのエピソードが短くてぶつ切り感があって読みにくかったけど、中盤あたりから急に読みやすくなったのでおもしろかった。

学生の頃から歴史が苦手で興味がなかったので人より歴史を知らないのですが、2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』を観てから歴史に興味が出たのでそれから少しずつ歴史小説を読むようになり、歴史をもう一度勉強したいなと思いはじめてます。教科書読むのが手っ取り早いかな。

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