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『人形館の殺人』綾辻行人

2023年、12冊目⠉̮⃝

綾辻行人の館シリーズ4作目
シリーズも4作目になるとある程度パターン化されてくるので、それを前提に読みはじめるとその思い込みを覆されるという、ね。
中村青司が設計した館に閉じ込められるクローズドサークルものという前提がない異色作です。
あと、ミステリは誰かが殺されることが前提で事件待ちなところがありますが、その殺人事件がなかなか起きません。今か今かと待つけどなかなか起こらないのでそこまでが読みすすめられませんでした。
クローズドサークルではないという以外にも異色な部分がありますが、この作品は特に何を言ってもネタバレになりそうで…言いたいけど言えないっ!
シリーズの中で異色とか異彩を放つ作品という触れ込み通りでした。おもしろかったけど、館シリーズ読んだ、という感じがしないです。
次はシリーズ初の上下巻『時計館の殺人』。十角館の江南くん再登場で評判もいいので楽しみです。

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