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『麻阿と豪』諸田玲子

2023年、39冊目⠉̮⃝

利家とまつの三女として育てられた麻阿には出生の秘密があり、秀吉とおねの養女となった四女の豪は何不自由ない暮らしをしている。そんなふたりを中心にした戦国の女たちの物語。

おもしろかったけど創作が過ぎる感じがしたところが残念でした。
許嫁を亡くし、秀吉の側室になることを粛々と受け入れる麻阿と実子のように秀吉から愛され育った豪。このふたりの対比がよかったのと、嫁ぎ先の戦況に翻弄される前田家の女たちの絆の強さが印象的でした。
前田利家もまつも全然知らないので知らないので調べてから読めばよかったかもと思いました。

有名武将の娘の物語はなかなか波瀾万丈なので他にもあればおもしろそう。今年は読んだ『姫君の賦』は徳川家康の孫娘だけどおもしろかったのでね。大河ドラマ絡めていくと、信康と五徳のふたりの娘のその後なんかおもしろそう。波瀾万丈だったか知らんけど。

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