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ポートレートの始めかた(2023年ver)

以前以下の記事でポートレートを撮影して3ヶ月の時点で「ポートレートの始めかた」という記事を書きました。

2023年8月でポートレートを撮影して2年が経ったのでその経験を踏まえてアップデート版いたします。

とは言いつつ今読み返してもそれなりにいい感じで書けていたので流用できるところはそのまま使っていきたいと思います。


ポートレートとは

ポートレート
人物写真=人物を撮影した写真作品のこと。ポートレイトとも呼ばれる。

wikipedia

wikiにもあるとおり基本的に人物を主とした写真作品のことを指します。

もう少し細かい部分で言うとwikiに記載されいてるのだが、「背景をぼかして主役を浮かび上がらせる手法を用いることが多い。」とされてるようです。

model 咲帆さん

これは浅草で撮影した写真で、主題は人物で、その背景として浅草の仲店通りが背景ボケで入っています。

スタジオなどで撮影する場合もあります。

model ともよさん

背景が真っ白な「THEスタジオ」と言うところから最近はハウススタジオと呼ばれたりする普通の部屋のようなスタジオも多数あります。

model 小夏さやさん

撮影に必要な機材

いざ始めるとなる時に必要となる最低限の機材は以下となります。

一眼カメラ(一眼レフ、一眼ミラーレス)
レンズ(単焦点)

今の時代iphoneでもポートレートモードなどボケ感を出すことは可能ではあるが、やはりまだ一眼カメラのクオリティには及びません。

ではそれぞれ見ていきましょう。

一眼カメラ

一眼カメラには大きく分けて「一眼レフ」「一眼ミラーレス」の2種類があります。

一眼レフと一眼ミラーレスの違いはキャノンさんのHPにわかりやすい説明があったのでそちらのリンクを記載しておきます。

一言で言うとカメラ内に反射するレフ板(ミラー)があるかないかの違いとなります。
細かくいうとかなり色々とあるのですが自分もそれほどわかりません!

なのでここはあくまで個人的な見解ですが
バッテリーの持ちなら「一眼レフ」
小型がいいなら「ミラーレス」
かなと考えてます。

一般的な比較はキャノンさんのHPに掲載がされてるのでご確認ください。

なお、現在主流はミラーレスとなっていて、メーカーによっては一眼レフのレンズ自体開発が終了している場合もあるため、今から始めるならミラーレスがおすすめです。

ちなみに撮って撮って撮りまくらないと自分の要求に合致するものはわからないものです。

筆者も2年にしてすでにカメラは3台目になっております。

z50(nikon)→α7Ⅲ(sony)→α7Ⅳ(sony)


筆者3代目のα7Ⅳ(sony)

原則古い機種を売って新しい機種に乗り換えるため、実質無料です。


レンズ(単焦点)

続いて必要な機材2つ目は「レンズ(単焦点)」です。

細かく知りたい方はこのサイトがわかりやすかったのでおすすめ。

単焦点レンズの主な特徴は以下の通りです。

・メリット
ボケを作りやすい
明るく撮れる
ズームレンズより小型(なことが多い)
・デメリット
ズームできない(1つの距離でしか撮れない)

いくらでも専門的な言い方ができますが正直何を言っているのかわからないことが多いので、端的に言うと「めっちゃボケやすい」です。


どちらかというとデメリットを明確に理解した方がいいです。
ズームができないと言うのは言い換えると「1つの距離(焦点距離)でしか撮れない」等ことになります。

始めたての方は「焦点距離なんてしならい・・・」ってなると思うので、ちょーーーー個人的におすすめの焦点距離はズバリ

50mmです!!

自分の好きなyoutuberの方が言ってた言葉を借りると

被写体と背景を1:1で撮影する焦点距離

ふぁらおチャンネル

だそうです。

以下にとてもわかりやすい動画があるのでぜひ見て欲しいです。

ちょっと長いけど41分ぐらいからが50mmの説明になっているので(本当は全部見て欲しいですが)スポットでも全然勉強になります。

各メーカーから50mmF1.8(通称:撒き餌レンズ)のレンズが出ているのでぜひまずはそれを買って一眼カメラを感じて欲しいです。

ちなみに自分がsonyを使っているので撒き餌レンズ以外でおすすめをあげるとズバリこれです。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

少しだけ撒き餌レンズからするとお高いのですが、中古でも構わないのでぜひちょっと頑張って使って欲しいです。

レビューとか作例はこの方のが見やすかったです。

被写体の探し方

続いておそらく一番最初の壁となるであろう被写体の探し方です。

まず以下の条件で分ける必要があります。

「無償」or「有償」
「知ってる人」or「知らない人」

大きく分類すると上記のパターンかなと思う。
「無償」「有償」は文字の如くお金を払って撮影するか否かです。
「知ってる人」「知らない人」について、「知ってる人」は読んで字の如しだが、「知らない人」は数パターンあります。

知らない人
-知人の紹介
-マッチングサイト(モデル×カメラマン)
-撮影会
-SNS(Instagram、twitter等)

-知人の紹介

まずは、知り合いを紹介してもらうケースです。
直接の知り合いにはいないが1つ離れるといるものだったりします。
「被写体をやっている知り合いいませんか?」は意外と聞いてみるといたりします。
また、全く素性のわからない人では無いので他パターンと比較すると敷居は低いかなと思います。

-マッチングサイト

続いて、マッチングというといかがわしい響きになるが、要は需要と供給をマッチングさせるサービスです。
すぐ検索して出てくるところだとRememberというサイトがありました。

マッチングサイトを使うメリットは、双方の作品や評価が見やすいところです。
明らかに変な人(モデルさん、カメラマンさん共に、、、)は避けることができるのと、作品を見られるというのはやはり強いかなと思います。
金額や条件も比較的詳細に記載しており、精算もサイト上で行われるため金銭関係で揉めないかなとも考えられます。
ただし、デメリットもあります。
モデルさんが記載している金額とは別に、サイトへ仲介手数料(自分の時はおよそ2000円弱追加)と消費税が必要となります。
これはサイトを運営する以上しょうがないのだが、直接やりとをするよりは多少なり割高になってしまします。

-撮影会

マッチングサイトに近いものはあるのだが、google先生に聞くと撮影会が各地で開催されています。
撮影会と言ってもかなり多種多様ですが、簡単に言うと「運営する会社や責任者がいて、撮影したいモデルさんを会社を通して予約する」と言うものです。

個人的にはあまり肌に合わなかったですが、SNSで依頼する際にカメラマンとしての作例が必要になるため、その作例を作るために参加は必要になるかもなと思ってます。

金額的や開催日程的におすすめの撮影会はkawaii colletionです。

金額的にもある他に比べて比較的手を伸ばしやすい設定になってて、開催がほぼ毎週末されているからです。

ただ、運営会社が間に入っている以上、運営費用は含まれていると思ってください。

-SNS(Instagram、twitter等)

最後に、SNSのアカウントで被写体を探す方法です。
これが正直一番ハードルが高いと思います。

被写体をやっている人を探す

直接コンタクトを撮って条件を確認

場所と時間を調整

撮影

モデルさんとしても危ない人は基本NGなのでこちらの撮影したものを確認した上で返事をするため、初心者(作例がない人)の場合、かなり難しいのが現実です。

条件もモデルさんによって異なるため事前に条件をしっかり確認しないと後々揉めることとなります。

ただ、個人的にはコミュニケーション能力を確認できるという点は最低限のところなので「あっこの人やばいな」って思った瞬間に判断した方がいいです。

被写体の探し方については厚めに書いたが、ポートレート撮影をする上で切り離せない課題であるのでここはしっかり抑えないといけないと思うのでぜひ考えながら判断して欲しいです。

レタッチ

最後はレタッチです。

レタッチとは
撮影した写真などの画像データを目的にあわせて加工したり、修正したりする作業。

レタッチをしない撮って出しと言われる撮った写真を加工しない(正確にはカメラ内のプリセットで加工している)場合もありますが、自分に限っていいと今のところ100%レタッチはします。

「えっ、修正してるんじゃん。」

って思う人がいるかもしれないが、ポートレートは光や色の使い方で全然違うものになるし、まさに「作品」を作るための作業といっても過言ではない※あくまで個人的な意見ではあり撮って出しを否定するものではございません。

レタッチソフトは、無料、有料(買い切り、サブスク)があるが有名なところだと以下があります。

Luminar
Adobe Lightroom
PIXLR EDITOR

それぞれによって特徴、メリット/デメリットがあるがそこは条件により異なるので今回説明は割愛するが以下のサイトが個人的にわかりやすかった。

ちなみに、自分は「Adobe Lightroom」を使用してます。

最初はカメラ購入時にインストールできたニコンの純正を使っていたが、しっかりいじったり他の人のレタッチを参考にするとなるとAdobe Lightroomがいいかなと感じて今はそちらを使ってます。

ちなみに最初に使用してたソフトは以下です。

普段使用する分には十分な機能であるのでまずは無料のSWを使用いただき足りないなって思うようであれば追加いただくのがいいかなと思う。

レタッチは撮影した写真に命を吹き込む作業だと思ってます。


model 三枝れおさん

左が撮って出し、右がレタッチ後です。
かなり違うのがわかると思います。

どれだけモデルさんが素敵に見えるかはここにかかっていて、写真を撮ること以上に気を張る必要があります。

もちろん撮って出しで意識して写真を撮ることはとても大事なことですが、どうしても必要になるシチュエーションが存在します。

個人的にレタッチで一番気を遣っていることは自分は「肌の色」です。

被写体が主役である以上一番気をつけるべきかなと自分が思っているからです。

終わりに

いかがでしたか?少ないながらカメラ初心者が撮影した経験を踏まえてポートレートを始めるにあたっての考えを書いてみました。

いい作品ができるのはモデルさんのおかげ
作品がイマイチになるのはカメラマンのせい

上記が自分の心情です。

悔しい撮影もしたし、やっぱりいい写真を撮れた時はモデルさんに感謝しかないです。

絶対的に経験値が必要なものではありますが最低限知っておくといいかもなっていうことを経験を踏まえて記載しいたしました。
ご参考にしていただければ幸いです。

ご意見もあると思うのでぜひコメントをいただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様のポートレート撮影が楽しいものになることを祈っております。

作例


model 吹さん


model せいらさん


model ぱっちさん


model suuさん


model こだまたまこさん


model kaaaaさん


model ともよさん


model mica:i.さん

プロフィール

ねこじ(各種SNS)

-ねこじ-
2021年春に一眼レフを購入。日常を切り取る非日常に楽しみを見出す。
2021年夏よりポートレート(人物撮影)を始める。
やってみてから考えるを心情に撮りまくる日々を過ごしている。

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