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no.39:Netflix『リプリー』を観て練られた作戦

先々月だったか、Netflixで『リプリー』というドラマを観ました。
その後、マット・ディモン主演『リプリー』(1999)の映画を観たが、全くの別物級でした。
Netflixのそれのほうが洗練されていて私好みでした。
2024年上半期、
一番楽しかったドラマでした。

ヨーロッパに住むと誰しもが感じる、
既視体験、もしくは懐かしい感覚もシンクロしました。

だだっ広い部屋にポツンと自分だけがいる不思議感覚。
石造りのアパートの部屋に入る風に揺れるカーテン。
味方だと思っていたホテルのレセプショニストの背徳。
陰翳礼讃と洗練されたセンスに脱帽。
ヨーロッパのリゾートに溶け込めない挙動不審な外国人。

あっぱれなリプリーを最後まで応援してしまいました。
しかも、リプリーは結構大変な労力もしており(死体の遺棄など)
「逃げ切れると良いな」と私はリプリーを最後まで応援していました。

けど、
普通に考えたらリプリーはあまりにも図々しいし犯罪者。
どこまでシラを切ればいいのやら・・・
それはやっぱり物語ですね。

けど、私は絶対に『リプリー』を見習って
図太く生きようと思いましたね。

だいたい私はこの手の(詐欺師の)ドラマを観ると感化される傾向にあるのですが。

私の職場で同じフロアーの派遣社員さんが
辞めそうです。
もし、彼女の担っていた業務の一つが私にふられたら
「どうしよう」と先読みで嫌な気持ちを抱えています。

もし、依頼されたら、
「誰もがやりたくない業務ですよね、
けど、時給200円アップして頂けるなら、請け負います」

と派遣会社を通して言おうと思います。

そのオファーを却下されたら、
今の職場は辞めて、また別の職場に行こうと思います。
折角の派遣社員だから、新しい業界を見たいし、新しい人間関係も築きたい。時給はほとんど変わらないだろうし。

けど、
『リプリー』みたいな生活をしている人って、
世の中にどのくらいいるんだろう。
ヨーロッパ生活を通して考えますが、
「ヨーロッパにはリプリーが居るだろうな」って思いますね。

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