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気持ちのきろく

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特にテーマなく徒然なるままに書いたnote。
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#エッセイ

誤魔化すってなんだ?

ヨーコ・スミダ・ジャクソンさんのインタビュー。Wi-Fi環境がある人、今月のデータがまだ沢山残ってる人には迷わず是非みて欲しい。 * 当日急遽構成・振付が変更になり、本番でダンサーたちが間違えていた、という証言のシーン。 間違えても上手くやる、「誤魔化し力」。 実は難しい。 * 私は間違えると「まちがえました!」という顔をする。DNAに刻まれているとしか思えないぐらい絶対ハッとした顔になる。 ぷつんと集中力が切れてその後の振り付けがぐちゃっと潰れてしまう。 *

一旦諦めたから見えたこと

白状しますと、院生なのに一回研究を諦めました。代わりに、ダンスを1ヶ月毎日18時間ぐらい練習しました。 知的好奇心は高い方なのに全く研究テーマも定まらず、本当にイギリス史の本を読む気も起きなくて大スランプ時代がやってきたのです。 せっかくの最後の学生期間なのに、決まらない研究テーマに鬱々としたらもったいない、もう修了できなくて留年でも退学でもいいやと振り切りました。 * ダンスに明け暮れていたある日、小関隆先生の著書出版記念に茶話会がzoomで開かれるという知らせを受

体は健康なのに心は元気がない?心の不調のサイン5つとその対処法 #ダンスと健康

私がダンスを始めてから向き合わなくてはいけなくなったこと。 それは自分の体の感覚に敏感になること。 足先から髪の毛一本まで神経を張り巡らせていいダンスをしたい。 私は、もともと味覚音痴だし、怪我をしても痛みに気づかない、かなり感覚が鈍感な方だと思っていた。 ところが、日々自分の体に向き合っていると、「実は自分はすごい繊細な感覚や感受性を持っていたけれど、それを表に出すことができない環境で育ってきたが故に鈍感であると思い込んでいた」ということが判明した。 そして、毎日

体は健康なのに心は元気がない?心の不調のサイン5つとその対処法パート2 #ダンスと健康

前回の記事が長くなってしまったので二つに分けました。 まだ読んでいない方はぜひこちらも参考にしてください! 3 買い物が豪勢になる私の場合、本を6冊一気に買ってしまう。 いつもなら、一冊を1時間ぐらいかけて悩んでやっと買うのに、急にお金のこととかどうでも良くなって、とにかく買ってしまえ!となっちゃう。 もちろん買ったものは読むんですけど、あーやっちゃったという罪悪感もちょっとあったりして、ちょっと落ち込んでしまう。 荷物が多くなるのと同じ原理で、ざわざわとした不安な

私はz世代。だけどインスタは苦手。

私の体感なのですが、10代でダンスの仕事をしている人は期待の新星、天才、つまり少数派で、20代真ん中ぐらいがダンサーとして仕事がある人とそうでない人でパカっと分かれる気がします。 ただこれの難しいところは、歳が早ければいい、遅ければわるい、という単純な話ではなく、どれだけ長く続けられるか、どれだけ自分で作品を作れるかというのも関係すること。 * 振り付けを毎日作るストイックな1ヶ月今年の頭に初めて1分間のオリジナル創作振り付けをオーディションに出しました。 レッスンで

棒人間を描くためのストイックな練習

朝10時半。私は棒人間を描きたい衝動に駆られた。 『棒人間図解大全』MIKANO著という面白そうな本を火曜日に買い、数日間机の上に飾っていたところ、どうやら機が熟したらしい。 本に言われるがまま、A4の白い紙(発表資料の裏紙50枚ぐらい)と鉛筆(就活で一回使っただけ)と消しゴム(掃除したら出てきた)を用意して始めた。 線を引くところから棒人間修行はスタートする。 しゅっしゅっ ぐるぐる さっさっ しゃかしゃかしゃかしゃか そして出来上がった一枚がこちら。 書

きまぐれなバス

毎日毎日バスが目の前で行ってしまう。 いつもは青色の信号は私が近づくと、ぱっと赤色に変わってバスと私を遮ってしまう。悔しくてたまらない。 * きまぐれなバスなんだから私もきまぐれでいいじゃないか いつものように、バスが数百メートルに迫っているのを横目で確認してヒヤヒヤしながら横断歩道に向かって歩いていたのだがふと力が抜けた。 バスを逃すたびに嗚呼なんでさっき急にゴミ出ししてしまったんだろうと自分をちくちくと責める気持ちで頭がいっぱいだった。 アドラーの言葉を借りる

久石譲さんの音楽

よく聞いたことあるメロディだけど、曲名を知らないことが多い。 久石譲さんの名曲は特にそう感じる。 :人生のメリーゴーラウンド: これはハウルの曲。 メリーゴーラウンドって最初は外で待ってくれてる祖母に手を振ってわーとかふーとか言ってみるけど何周もおばあちゃんと顔を合わせるから同じじゃつまらないよなとか思い始めて、だんだんきまずい気持ちが込み上げる。 やっとその気まずさを乗り越えて楽しめるようになったと思ったらピタッと止まって終了してしまう。 人生もそうなのかしら。