映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』を観ました。

先日、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』を観に行ってきました。
コンフィデンスマンJPは、ドラマ版から大好きで、今回の映画も絶対観る!と思っていたから行けてよかった。

コンフィデンスマンは古沢良太さん脚本なんだけど、私はこの方の作品が好き!
ドラマでいうと『デート 恋とはどんなものかしら』『リーガル・ハイ』
が大好き。
全体的にポップで明るくてハッピーな気分になれる中に、心揺さぶられるテーマがあって。
真実ってなんだろう。恋ってなんだろう。正義って何だろう。
その都度本当に大切なことを考えるきっかけをもらっています。
キャラクターも魅力的で、世間に迎合するだけじゃない、「自分の正しさ」をもつキャラクターたちが素敵!


で!!今回の感想。ネタバレがあります!↓↓




勝手に私がこの映画に求めている項目で、☆をつけてみました。

ハッピー感     ★★★★★
ストーリーの意外性 ★★★☆☆
キャラクター    ★★★★☆
メッセージ性    ★★★★★




ハッピー感 ★★★★★ 

観た後に前向きハッピーな気持ち、または心があったかくなるような映画が好きなので。
この映画にはハッピーハッピーであってほしい!
これは本当にその通りの結果に。キャストの演技もはっちゃけてて好き。。!ダー子のぶっ飛び感がとくに好き。ハッピーな気分にしてくれる。
それでいて、しんみりした場面の言葉にも嘘がなく感じて、物語のキャラクターながら、「ああ、素敵な人だなあ。」と思う。
あと、ドラマ版やロマンス編に出てきた人たちも出てきて、嬉しかった。個人的に石黒賢さんが出てきてテンション上がった〜。


ストーリーの意外性 ★★★☆☆

ドラマ版、映画1作目、と続いている作品なので、ストーリーの流れのパターンがわかってきてしまって、ドキドキハラハラ感をあまり感じなかったのが少し残念。
どんでん返しの
「そんなところから仕組まれてたのね!」
っていう驚きがドラマの時は楽しく見ていたけど、
自分がどんでん返しに慣れてしまって、色々予想しながら見てしまった結果、驚きが薄れてしまった。
次はそこもさらに逆手にとったストーリーだと嬉しいな。

ただ、最後の
「本物のミシェルは存在しなかった」
「跡継ぎの決め方はダー子の案」
というのは予想できなかった。
すっきりした結末!
本物のミシェルを差し置いて、こっくりがミシェルとして、自身を偽り続けるのはなんかやっぱりすっきりしないな~
とか考えながら観てたので、結果、フーの思惑通りに跡継ぎが選ばれた、ということであれば、
それはそれで真実だと、納得。
そして、こっくりがミシェルとして生きることを自分で決めたのも、それはそれで真実。
だって「自分が信じることが真実」だから。



キャラクター ★★★★☆


そして、キャラクター。
いつものメンバーはもちろん、ターゲット(敵役)にも魅力を感じるのが、コンフィデンスマンJPの魅力だと思う。
ターゲット(敵役)についても、なんでそうなったかの背景がある。
ただ「正義・悪」という枠組みに当てはめるんじゃなくて、
ひとりひとりの背景を、多くを描いている訳じゃなくても「それぞれの事情がある」
ということを描いているからこそ、キャラクターたちに愛着が持てるんじゃないかと思う。


特に印象に残ったキャラクターが、フー家の執事トニー。
とても勇気ある人物だと思った。
「フー家のためにできる最善のこと」を常に考え行動する姿勢。それは必ずしも「本当のこと」を選ぶことではなく。全体のテーマとして流れてると思う、「本当かウソかではない、大切なもの」のために生きる姿に、胸が打たれた。
自らの「正しさ」を信じ、決断し、行動できるって本当に勇気あることだと思う。

あと!こっくり。
彼女の成長にも感動。最初はうなずくことしかできなかった彼女が、だんだんと「自分が信じるもの」を手に入れていく様子。「自分ができることを信じていく」様子。それがフー家の兄弟の心を溶かしていく様子。
ひたむきな純粋な誠実さって、人の心を動かす力がある。感動した。


メッセージ性 ★★★★★

「目に見えるものが真実とは限らない」
「自分が信じたものが真実」


心に響いた台詞だった。
この映画は、
「本当に大切なものはなにか?」を問いかけている作品だと思う。

この映画の登場人物たちのように、私も
「自分が信じる真実」
に従って生きていきたい。難しいけど。

そんな気持ちはあるけどやっぱり現実は思うようにはいかなくて。自分を信じられなくなることもある。
そんなときにコンフィデンスマンの世界は、
「自分を信じていいんだ。」
そんな勇気を与えてくれるような気がする。



触れた後に、生きる活力が湧いてくる作品。
これからもそういうものたちに出会っていきたい、と思った。


次回作にも期待!楽しみ~~





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