見出し画像

猫海士ゲルは改造人間である、変身! 〜全てはキミの思い込みなんだよ③

「あ〜、めんどくせぇ!」

大好きなゲームも、大好きな映画も、大好きな彼女との……
人間とは実に飽きっぽいものである。あんなに大好きだった「ドラえもん」も中学へあがる頃には自然と見なくなったぼくは、自分でも呆れるくらい飽き性だ。
中学生になってからも読み続けた(ぼくの中の密かな師匠だった)藤子不二雄先生の漫画といえば「タイムパトロールぼん」と短編のSF(すこし・ふしぎ)シリーズくらいだろうか。
……あ、母親の目を気にして本棚の奥には「エスパー魔美」も隠し持っていた。

でも、ドラえもんは読まなくなった。
別に同級生から揶揄されたわけでも、親から叱られたわけでもない。ほんと、なんとなく、しぜんと遠ざかった。

さらに高校生になると、藤子不二雄先生の漫画はいつの間にか本棚から消えた。
代わりに、かわぐちかいじ先生の「沈黙の艦隊」やら、ゆうきまさみ先生の「究極超人R」「機動警察パトレイバー」は”多少”嗜んだが、多くの場合小説に時間を潰した。
新井素子、神林長平、大原まり子の御三人が、ぼくの心の師匠となっていた。
……あ、高千穂遙先生の「ダーティペア」も貪り読んでたなあ。

そんな飽きっぽい性格のぼくは趣味もとっかえひっかえだった。
カメラは一眼レフの高級品を買い揃え、パソコンも当時まだン十万円もしたNECのPC-9801を数台揃え、それを全部売り払うと富士通のFM−TOWNSというグラフィック性能に特化したパソコンを買った。つまり98とタウンズの両刀使いになったわけだが、結局時代のながれに乗るまま今はMac使いになっている。

突き詰めてみては厭きて捨て、別のものへ走ってみるがやはり厭きて、やっぱり捨てる。そんなことをン十年間延々と続けてきた。
だから広く浅い知識は豊富なのだが「これだけは!」という達人の域に達しているものは何もない。ほんと、なーんも無い。

自分語りがながくなってしまった……

老人は話が長いものだ。笑って勘弁して欲しい。
さて、飽き性な人は世に多くおられると思うが、殆どの場合そういう人は「プロ」にはなれないらしい。
「プロ」と呼ばれる人は毎日を延々と練習に捧げる。技能を向上させるために、たとえプラトー(頭打ち)状態になっても諦めない。とにかく、しつこい。まわりが止めても聞かない。一心不乱にその道を究めようとする。
こういう人が「プロ」であり、「プロ」として世界から賞賛され、「プロ」として多くのファンに憧れ続けられる人だ。

「ああ、俺には無理だな」
そう思って道半ばに諦めてしまった人=願望を叶えられない人
断言しても良いだろう。

世にアファメーション、引き寄せの解説本やブログ、動画配信は数あれど「宝くじを買わないのに宝くじが当たった!」なんて証言する人はいないだろう。もし、いたらそいつは詐欺師だ。
つまり「アクション」を起こさなきゃ、ただたんに「寝て」「食って」「ンこして」そんな生活を24時間365日続けていて「世界的ベストセラー作家」になれるわけがないのだ。もし「俺、小説書いたこともないのに芥川賞受賞した」なんて言う人がいたら、そいつは詐欺師以前に脳波の検査が必要だろう。

でも、めんどくせぇし、続かないんだよぉ!

それは恥じることはない。
人間なんてそういうものだ。アップル創業者でiPhone発明者のスティーブジョブスも「わたしはヘンタイ」だと証言している。毎日、来る日も来る日も商品をいかに売るか、どうすれば世界的ヒットメーカーになれるかだけを考え続けてきた。こんなことは「普通の人たちには出来ない」と仰っている。
そう、普通は「同じ事だけを延々考え続ける」なんて人間には無理なのだよ。

ならば、どうすればいいのか?

ホメオスタシスを騙せ!

これが答えだ。
「ホメオスタシスって何?」
うん、これから究極の「引き寄せ」術をご紹介しよう。


……おや、ずいぶんと長くなったな。
では、続きは次回で!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?