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みんなのこども見聞録

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「みんなのこども」プロジェクト発起人・後藤が こどもやおとな、それを支援する人々の活動を見聞きし、 つぶやきモードで書きまとめています。
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#子どもアドボカシー

【子どもアドボカシー 3】ありのままのあなたのほうが、子どもは話しやすい。

子どもの意見を聴こうと、がんばりすぎないで。 シリーズの第1回・第2回を通して、とてもまじめに 「子どもの声に耳を傾けて、悲しい事態を招かないように!」と 書いてきましたが、締めくくりでお伝えしたいのは 「パーフェクトは目指さなくていいらしい」というお話です。 肩透かしな展開で、すみません。 私は子育てをしたことがないので分からないのですが 親御さんはつい「子どもを良いほうへと導いてあげたい」と 思ってしまうもの…ですよね? 子どものお手本になれるよう 完璧を目指してしま

【子どもアドボカシー 2】 子どもの話に耳を傾けないと、起きてしまう問題。

*2021年の11月、児童養護施設の和白青松園で行われた  子どもアドボカシー講座でお聞きした話、気づいたことを  書きまとめていく全3回シリーズの第2回目です。 言えなかった思いは、やがてトゲになる。 親や教師、周囲の大人たちから 「自分の思いは遠慮なく言葉にしていいんだよ」と 言ってもらえずに育った子どもは 心のなかに満たされない何かを抱えたまま そのイライラを何らかの形で表面化させます。 暴力をふるう。 誰かをいじめる。 やけを起こす。 自己否定をする。 死にたい

【子どもアドボカシー1】 子どもの意見を大切にするって、 具体的にどうやるの?

「どうしたいのか、言ってごらん」と促して 自分の思いを的確に言い表せる子どもなんて、 ほとんどいないのではないでしょうか。 2021年の11月、児童養護施設の和白青松園で行われた 子どもアドボカシー講座に、わたくし行ってきました。 アドボカシーとは、擁護・代弁という意味で 自分の意志をうまく伝えられない人をサポートし、 その人が本来もつ権利(人権など)を守る行為です。 講師は、子どもNPOセンター福岡の代表理事をはじめ 多くの団体の理事や委員を務めておられる重永侑紀さん。