マガジンのカバー画像

みんなのこども見聞録

4
「みんなのこども」プロジェクト発起人・後藤が こどもやおとな、それを支援する人々の活動を見聞きし、 つぶやきモードで書きまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

【子どもアドボカシー 3】ありのままのあなたのほうが、子どもは話しやすい。

子どもの意見を聴こうと、がんばりすぎないで。 シリーズの第1回・第2回を通して、とてもまじめに 「子どもの声に耳を傾けて、悲しい事態を招かないように!」と 書いてきましたが、締めくくりでお伝えしたいのは 「パーフェクトは目指さなくていいらしい」というお話です。 肩透かしな展開で、すみません。 私は子育てをしたことがないので分からないのですが 親御さんはつい「子どもを良いほうへと導いてあげたい」と 思ってしまうもの…ですよね? 子どものお手本になれるよう 完璧を目指してしま

【子どもアドボカシー 2】 子どもの話に耳を傾けないと、起きてしまう問題。

*2021年の11月、児童養護施設の和白青松園で行われた  子どもアドボカシー講座でお聞きした話、気づいたことを  書きまとめていく全3回シリーズの第2回目です。 言えなかった思いは、やがてトゲになる。 親や教師、周囲の大人たちから 「自分の思いは遠慮なく言葉にしていいんだよ」と 言ってもらえずに育った子どもは 心のなかに満たされない何かを抱えたまま そのイライラを何らかの形で表面化させます。 暴力をふるう。 誰かをいじめる。 やけを起こす。 自己否定をする。 死にたい

【子どもアドボカシー1】 子どもの意見を大切にするって、 具体的にどうやるの?

「どうしたいのか、言ってごらん」と促して 自分の思いを的確に言い表せる子どもなんて、 ほとんどいないのではないでしょうか。 2021年の11月、児童養護施設の和白青松園で行われた 子どもアドボカシー講座に、わたくし行ってきました。 アドボカシーとは、擁護・代弁という意味で 自分の意志をうまく伝えられない人をサポートし、 その人が本来もつ権利(人権など)を守る行為です。 講師は、子どもNPOセンター福岡の代表理事をはじめ 多くの団体の理事や委員を務めておられる重永侑紀さん。

ちょいとライトな見聞録、はじめます。

取材をして、原稿を書く。 コピーライターである私としては、できて当然の作業ですけど、 その制作には平均1週間弱を要したりして意外と手間がかかります。 いま私が推進している「みんなのこどもプロジェクト」では 子育て環境をよりよくしようと活動している方々に取材して 社会に発信するアクションを、ボランティアで続けています。 https://minna-no-kodomo.jimdosite.com/ でも、気付いたんです。 取材した方々の思いを丁寧にくみ取り、 お聴きした内容を