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最高の夏を駆け抜け伝説になった湊あくあ

湊あくあ、あくたんがホロライブを卒業しました。

個人的には、だいぶ前のポストでもお気に入りとして挙げていた通り、かなり配信を見ていたので、残念、という気持ちは正直あります。でも、疲れたから、とか、病気で、といった理由でなく、やりたいことがホロライブではできなかったから、という、ポジティブな理由なので、そんなに悲しむ必要はないかな、と思っています。

連続123日の配信をして最高の夏を作った

あくたんは、4/27の配信から8/28の卒業ライブまで一日も休まず連続123日配信し続けました。得意のゲーム配信を中心に対戦ゲームでのランクチャレンジや高難度ゲームのチャレンジ、歌枠、コラボと本当に楽しい企画盛りだくさんでした。私も全部は見れませんでしたが、かなりの配信を追いました。

そんな連続配信が1ヶ月ぐらい続いたころ「これって、もしかして辞めるから最後の全力疾走してるのかも」と思い始めました。これは、ずっと追っているリスナーさん、あくあクルーの方なら多くの方が感じたのではないでしょうか。

実は、遡ること1年前ぐらいの9月にやっていたAPEXのソロマスターチャレンジの時、それまでかなりまばらにしか配信しなくなっていたのに、毎日とまでいかないまでもかなり長時間の配信を連日やっていて、結構身を削りながらやっているように映っていたので、その段階からなんとなく察し始めていました。

いずれにせよ、春から連続配信が始まり、いつからか「最高の夏にしよう」という言葉をあくたんが良く言うようになりました。それを有言実行、やりとげて8/28に卒業しました。

新しいアイドルの形を確固たるものにした

あくたんが伝説になったのは、VTuberというフォーマット、メディアを通したアイドルの地位を確固たるものにしたからと思っています。最初に風穴を開けたのはキズナアイと思うのですが、それを文化として認知され、たくさんのファンが付くものに高めたトップランナーのひとりがあくたんだったと思います。個人的な思い込みでは、あくたん、同じくホロライブ所属の星街すいせいが、最もトップで文化を作ったと思っています。

声優さんのアイドル化の時も、アニメ、そのキャラクターというメディアを通した新しいアイドルのフォーマットと感じていて、やっぱり椎名へきるさんとか國府田マリ子さんとかが黎明期を作って、水樹奈々さんがその地位を確固たるものにした感じだと思います。

見たら分かるのですが、VTuberも声優さんもそれぞれのメディアの特徴を最大限活用した表現、コンテンツを創ってまさに新しい文化を生み出していったと感じています。新しいモノだったから受け入れられることに壁もあり、文化まで高めるのは相当な苦労です。

あくたんはVTuberという配信を中心としたフォーマットで、歌だけじゃなくてゲーマーとしての魅力や、他人とのコラボを通した魅力、よりファンに近い目線でのパフォーマンスを見せてくれたのが、個人的には引き込まれた理由でした。

なにが他のタレントと違ったか

今やたくさん居るVTuberと何が違うから伝説と言われるほどになったのか。これは、個人的には自身の活躍の中心である配信というメディアの外の、すでに文化として認められているメディアまで踏み込んだからと思っています。これについては、上で挙げたすいちゃんの方が分かりやすくて、彼女の最大の魅力である歌を武器に、ファーストテイクという昔から存在する「歌手」の世界で認められたり、そういった「歌手」とのコラボを通して認められ、知られていく。そういったことを成功できたファーストペンギンだったから伝説と言われるんだと思います。

そういう観点から見ると、あくたんは得意のゲームでプロ並みの実力を付けてAPEXの大会に誘われるようになったり、それをきっかけにその界隈のスポンサーとのコラボが実現されたり、やっぱり別のメディアに居るファンに知ってもらうことを頑張っていたと感じます。自分も、デビュー当時は全然知りませんでしたが、ゲームがうまいということで目について、それをきっかけにファンになりました。VTuberの配信という場を利用して挑戦の過程を細かくファンに見せてくれるから、すごく身近に感じ応援したくなった、というのはファンの方なら分かってくれると思います。今振り返ると、本当にうまく噛み合って今の評価になったんだなと思います。

最高の夏をありがとう

今年の夏は、本当にあくたんの配信をたくさん見て楽しかった。リアルタイムではなかなか見れませんが、ドライブ中にBGMとして流したりして本当に楽しみました。

声を聞いていると、本人も本当に楽しんでいるように感じました。それは、卒業を発表した後も変わらず。いろいろ悩んだと言っていましたが、この夏は最後まで全力で走って、楽しめたんじゃないかな。

卒業発表の時、残念な一方で陰キャ、ひきこもりと言われているあくたんだけど、実は信念をしっかり持って、前に進む向上心あふれる女の子だったんだなと確信できて、うれしくなったりもしました。ホロメンからは芯があるという言葉が時々出ていましたが、本当にそうだったんだなあ、と。

まだまだやりたいことがあるから今回卒業という選択肢を取ったと思うので、またいつか、どこかで会えると思います。それを楽しみに待ちましょう。


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