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2日目の

朝9時くらいに目が覚めただろうか、眠かった。勿論予定もなかったためだらだらしていた。人様の家で。

彼女はお顔作りを始めた。その間コンビニへ行ったりだらだらしたりした。何故かわからないがありえないほどの安心感があったのでめちゃくちゃくつろいでしまった。

午前中は本当に動かなかった。小腹が空いたなと思っていると彼女が柿を剝いてくれた。すごく綺麗に剥かれた柿を見て「さすが、女子力が高いですね」なんて茶化した。柿は硬いと聞いていたが程よい感じだった。

続いてうどんを作ってくれた。以前から話に聞いていた彼女が普段食べているものだ。鶏の胸肉が入っていたがパサつかずしっかり味がついておりうどんとの相性がよかった。巨大な私にとってはほんの一口だったが少しずつ食べた。美味しかった。どちらも私が食べたいと言っていたもので覚えていてくれたのだろう。もう今突然死んでもいいやと思った。ごちそうさまでした。

11時頃そんな軽食イベントが終わりお昼を回ってまた私の「どっか行きますか」が出てしまった。「魚が食べたい。回転寿司とか」と返事が返ってきた。希望を聞けたのが嬉しくほいほいほいと検索をし、タクシーを呼びササッとスシローへと向かった。

さっき少しいただいたので控えめに注文していく。ここで私は1つの選択ミスをした。

彼女は環境問題などを深く学び自然が大好きだ。世間一般的にあまりニュースなどにはならないが絶滅の危機にある生き物に対する関心も深くネット記事などを見て心を傷めていた。

しかしそんな彼女の前で頼んでしまったのだ、ウナギを。失念していた。美味しいんだもん。「「あ。」」と言い間もなくひょいっと食べた。また1つの命が消えた。

まあそれで特に何かあるわけではないのだが心の中でウナギ君ありがとう、ごめんなさいをした。

私がだいぶ食べてもうこれで最後ですと告げると「ケーキ食べていいですか」と言う彼女。たくさん食べろ、おかわりもあるぞ。2個頼んじゃおと上機嫌だったがその後パフェに行きたい事を伝えると大丈夫かなと心配していた。

行くにしても少し時間をあけようと言い、その後適当にコストコへ向かい適当に一周して出た。何もかもがデカく、人が多いので異世界だっただろう。

立地的にタクシーを捕まえにくかった為いくらか歩きへたりながらも次の目的地へ。

「カフェレストラン ざぼん」浜松 パフェとかで検索すると上位に出てくる有名店だ。こちらはとにかく種類が多く目移りしてしまう。

いちごが好きな私はいちごミルフィーユパフェを、彼女はチョコバナナパフェを注文した。

最高の瞬間

絶景。神が創りし芸術。それを私が崩し、いただくのだ。甘味と酸味の調和に祈りを捧げた。数時間前の心配などどこ吹く風。さらりと完食した。ごちそうさまでした。

彼女からの希望で近くのドンキホーテへ。私も夜のバスに備え装備を整えた。ネックピローとサンダルを購入。首がうまくすわらないのと足が浮腫んで仕方ない為だ。これらは後に大活躍した。

そこからはまっすぐ帰り何度目かの彼女の家へ。流石に2日間連れ回してしまい2人共フニャフニャになっていた。

この時にいつも私がやっているツイキャスをつけてだらだらとリスナー達と話した。暑いねと言うと彼女が持ってきてくれた扇風機についての話だ。

黄ばんだ本体にぐにゃりと曲って意味をなさないカバー。やべえのが来たぞこれは…と思っているとコードを挿し電源を入れてくれた。

が、回らないのだ。勢いをつけるまでの初動のパワーが彼にはなかった。げらげらと笑っているとほんの少し回ってきた。いける!お前はやれる!そう励まし数分後にしっかりと回ってくれた。プロペラが飛んで来て直撃し死亡なんて事にならないよなとか笑っていたが私は今こうしてnoteを書いている。

彼女にいつのだよこれと聞くと型番を見てくれた。1992年製。30歳だった。かなり身体を壊している31の私は彼に感謝し出発前に電源を切ってやった。もう休んでいいぞ、よくやったよお前は。

24時まで家に居させてもらった。彼女は疲れて寝ていたが15分前くらいには起きてくれて外まで見送ってくれた。感謝と別れと再会の約束をし駅へ向かうタクシーに乗り2日目を終えた。フォロワーのIちゃん本当にお世話になりました。ありがとう。

3日目は東京の虫即売イベントのお話。よろしくお願い致します。

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