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腱板断裂日記10

担当医

私が入院した病院では、主治医の先生と担当医の先生という2人の先生が診てくれる。
まあ、担当医は主治医がいない時等に対応してくれるようだが、手術は、2人でするらしい。

ある時、廊下で担当医とすれ違いざまに声をかけられた。
担当"調子はどうですか?"
私   "良いですよ。痛みも引いたし"
担当"え?痛かったですか?"
私   "痛いに決まってるじゃないですか!
       先生の事、恨みたくなるくらい痛いですよ"

どうやら、この病院では私の主治医が肩の専門だが、若手を育てているらしく、今回初めて70歳の女性の腱板断裂手術をしたらしい。

担当"患者さんがね、私は、足、腰、色んな所の手術をしてきたけど、肩がこんなに痛いなんて聞いてない。
あんたが、下手なんだろう!"
 と、怒鳴られて、へこんでいるらしい。
確かに、年配の女性が怒鳴っている声  聞こえたしな。

それでこうなる。
担当"00先生でも痛かったですか?"
私  "痛いに決まってるしゃないですか!"
    "痛いし、プシュープシューも辛いし"
担当"そうかあ、痛いのかあ"

喜んでいる場合じゃない!
私の時なんか、手術の時間倍位かかって大変だったてしょう?
担当"そうそう、普通は2,-3時間なんですけど4時間以上かかったんですよね〜。腱板切れてから3ヶ月以上かかってたから.自分で治そうとして、腱膜いっぱいで出て、それ洗うの大変だったんですよね〜"
     "そうかあ、それよりは良いと思うな"
なんて、1人で納得して
さっきまで、泣きそうな顔してたのに、すっかり明るい顔して
  "OOさんっていうんですけど。先輩患者さんとして、励ましてあげてください'
ど元気よく帰って行った。

後日談、

次の日私が励ましにいったら、2泊でもう退院していた。


  私の入院


 R3.7.9

最近はお天気が良いので、病院敷地内の遊歩道を散歩するようにしている。
散歩と行っても、ゆっくりのんびりと歩いていては、足腰の鍛錬にはならない
遊歩道をつかいながら病院を3周程、汗かきながら歩く。
いつの間にか、蝉が鳴き始めていた。

入院中は1日2回のリハビリ。
まず、マッサージして、柔らかくしてから、可動域広げる練習。
今日は初めて、どこまであがるか測ります。
キツイ感はあるけれど頑張ってみた。
90°弱
"1回めでここまで上がれば、上等です"
と言われた。
人生であまり褒められたことがないのでちょっと、
いや、凄く嬉しかった。

リハビリの帰りに、病院のコンビニで、
紅茶の  ベルガモット&オレンジティと冷凍マンゴー買ってきた。
ご褒美、ごほうび

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