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今日は「ペット防災の日」。愛猫の命を守る準備、できてますか?【猫と防災 後編】

自然災害の多い日本では、9月は防災月間として災害に備える準備月間とされています。

そして9月7日「ペット防災の日」。ペット防災サポート協会が、災害時にペットとともに逃げる同行避難の方法を広めるために制定しました。

前回の災害への備えに関する記事に続き、猫との防災について考えていきましょう。今回は災害発生直後の対応についてみていきます。

災害が起きたら、まず自分の安全を確保

猫との防災とはいえ、一番大切なのは飼い主自身が無事であることが一番大切です。猫にとっては身の安全も避難後の生活も、飼い主なしではできません。

次に猫の安全。落ち着いてキャリーケースに入れて(ケースの出口をテープなどで肯定すると◎)、防災グッズをまとめて同行避難を開始しましょう。

【優先順位1】まずは自分の安全確保(猫を守れるのはあなただけです)
【優先順位2】猫の安全確保(できるだけ冷静に接してあげましょう)
【優先順位3】落ち着いて避難の準備(猫をキャリーに入れてフタをしっかり閉めましょう)
【優先順位4】避難場所へ避難
【優先順位5】避難場所では猫と周囲の人へのケア

避難所では、いつも以上に猫と周囲へのケアを

無事に避難所に到着しても、猫と一緒に過ごせる(同伴避難)とは限りません。同伴避難の可否は各自治体や避難所の判断に任されているので、事前に調べておくと安心です。

また同伴避難が可能だとしても、安心してはいけません。猫は慣れない環境が苦手なので体調を崩しやすくなりますし、他の避難者には猫の鳴き声や匂いが苦手な方もいらっしゃいます。

避難所では、以下のようなケアを心がけましょう。

  • 脱走しないよう、キャリーケースを開閉する際は小さな部屋などで行いましょう。

  • 屋外へ取れ出す際は、選択ネットに入れた猫をキャリーケースに入れるようにしましょう。(脱走防止)

  • トイレの後処理は速やかに行いましょう。

  • 夜間に鳴かないように、ご飯や水、愛情もいつも以上にあげるようにしましょう。


自分の心身の安全と、猫の健康、周囲の人への配慮。避難生活ではこの3つがとても重要となります。

そのためには、しっかりとした準備と心構えが必要です。防災の日、ペット防災の日をきっかけに、ぜひ万が一の災害に備えた暮らしを考えてみてくださいね。

<執筆=黛>

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