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ひとり暮らしのわたしに、猫と暮らす権利はあるのでしょうか?|猫との暮らしを考える

「ひとり暮らしだから、猫が飼えない」そう思ったことがある人は多いんじゃないでしょうか?

手放しに「ひとり暮らしでも飼えますよ!」とは決していえませんが、「絶対無理!」ともいえません。

猫と暮らしたい人が猫と暮らせるように、できる方法を一緒に探していきましょう。

猫との暮らしで大切なことと、保護猫団体の懸念 

まず前提として、猫を飼う場合は「猫のために人間の暮らしを調整する」ことが重要です。これが、猫好きが「下僕」と呼ばれる由縁だと思うのですが、冗談ではなくとても大切なことなんです。

保護猫団体が「ひとり暮らし(単身世帯)への譲渡NG」としている場合が多いのも、同じ理由です。

ひとり暮らしだとどうしたって、家に人がいない時間ができてしまうし、いざという時に対応が難しいこともありますよね。保護猫団体は「譲渡先で一生幸せでいてほしい」と願うからこそ、それが叶わない可能性が少しでもあると譲渡できないのです。

猫とのひとり暮らしする時の、最大のポイント 

具体的には、「猫がひとりぼっちになる時間を減らす」ことが、猫とひとり暮らしをするときには欠かせません。イメージがつきにくいかもしれませんが、つまり長時間家を空けないようにすることが重要です。

日常的なことでいえば、仕事をリモートワークに切り替えたり、夜は早めに帰るようにしたりするなどで工夫ができます。ご飯のタイミングで家に居られない場合は自動給餌器などが有効です。

一方で、ひとり暮らしだとどうしても猫が人間と過ごす時間は補えません。猫は甘えたい、遊んでほしい時に人間がいないことストレスがかかってしまいます。

長期的なストレスを避けるのはもちろん、たった1、2日でも家を長時間空ける場合はケアが必要です。

猫仲間(友人)に頼んで遊びに来てもらう、信頼できるシッターに依頼するなどして、猫が遊んだり運動できる時間を確保しましょう。

「猫がひとりぼっちの時間を減らす」ために、2匹一緒に迎えるのも方法のひとつです。

猫同士で遊んでくれるので、完全にとはいきませんが、長期間ひとりぼっちになるストレスの原因は緩和できます。ただし、猫にかかるお金や時間が倍増するので、簡単ではありません。自分の収入やライフスタイルとよく相談しながら、自分に合った方法を探してみてください。

猫のために準備しておくこと 

猫と暮らす時に必要な準備がいくつかあります。それは「かかりつけの獣医・病院とサードオピニオン」「信頼できるキャットシッターや猫仲間」「いざという時の防災グッズ」です。

ひとつの命の責任を預かるわけですから、どれもとても重要です。

保護猫を迎えた場合は、「かかりつけの獣医・病院とサードオピニオン」を保護猫団体に紹介してもらうことをお勧めします。すでにその猫を診てくれている先生のほうが、いろんな情報を知っているので相談にも乗ってくれるはず。

「信頼できるキャットシッター・猫仲間」は、知人の紹介や友人を頼るのが一番です。もし難しい場合は、頼れる猫仲間と繋がれるサービスなどもあるので活用してみるといいかもしれません。

防災に関しては、過去の記事にまとめているのでそちらを読んでみてください。

意外と大変な猫との暮らし。でも、猫との生活はきっとステキなはず

今回の記事を通して、猫と暮らすのって思ったより大変!と思った方もいるかもしれません。

それもそのはず。猫の愛おしさとは裏腹に、猫との暮らしは結構大変です。

でもそれ以上に「一緒に暮らしててよかった」と思える瞬間に満ちているので、ひとり暮らしだからって諦めず、ぜひできる方法を探してみてくださいね。

悩むことがあれば、ネコノートのサポートデスクからもご相談いただけます。


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