毎日note#198 どうしても配信型ライブになじめず
このコロナ禍で増えた配信型のライブだけれど、なかなか観よう&チケットを購入しようという気になれない。
ずっと気になっていたバンドも、お笑い芸人の単独ライブも、発表された時は嬉しかった。
やっとこの人たちのライブが観れる!!ずっと生で見てみたかったんだよなあ!!体感してみたかったんだよなあ!!と。
...?ライブ配信か、体感?できるのかな...。これはライブに行ったと言えるのかな。ってか、配信なら別にいっか...チケット購入はすこし検討しよう...とまで思ってしまう。
どうしてもライブ配信型のイベントに興味が持てないのだ。
1. 体感できない、仲間が居ない
ライブの醍醐味のトップ1,2が失われているように感じちゃう。いくら、生配信でも始まる前のあのソワソワ感だってないし。周りも同じポイントで沸いていたり、笑っていたり、感情を何千人あるいは何万人で共有できることもない。
2.時間拘束が煩わしい、家で自分だけ参加者
通常のライブで有れば会場に間に合うように家を出て、ライブが始まって、終わったら感想を頭に巡らせながら帰って来られる。だけど、ライブ配信で自宅で観るとそうはいかない。日常の中で急に始まる。その時間にインターホンが鳴ってしまったりするかもしれないし、家族が違う部屋でバタバタしていたりするかもしれない。
3.客が参加できない、イレギュラーが起こせない
どのアーティストもアイドルもよくいう、お客さんもメンバーの1人です、いっしょに盛り上がっていきましょう!というやつ。いくら画面越しに盛り上げても、Twitterでトレンド1位になってもなんかそれはライブに参加できたと思えない。ステージから煽られて客席のC&Rが大きくなっていったり、タオル曲でみんなでウェーブしたりっていう参加がない。
MCで盛り上がりすぎて時間が押したり、芸人さんで有ればお客さんに向けてネタのやり方変えたり、いじったり、そういうイレギュラーも小さくなってしまいそう
4.ざっくり言うとなんかイヤ。って話
やっぱり五感で感じられないのはライブじゃなくて。映画館でのライブビューイングも行ったけど、コレジャナイよなぁ。まず見たいときに見たい場所が見えないっていう煩わしさ。ライビュ連番した友人もどう盛り上がる?と掴み切れてなかったし、周囲もなんかテレビ見てる感覚だったように思う。
やっぱり会場に行くからグッズTシャツ買うし、自然と声も出るし踊りたくなるし楽しくなるんだよなあ。
もともと私が動画コンテンツが得意でないと言うことはある。自粛期間中の芸能人のインスタライブは全然見てなかった。なんなら、自分が行ったライブdvdですら買ったまま開封しないこともあるくらいだ。
もちろんその日のために構成されたライブにはお金を払いたいけれど、それに数千円足して本場で五感で感じられるなら絶対そっちの方が良い。画面を通してのライブにチケット代を払うのが当たり前の世の中がやって来てるけど、私は置いていかれるのだろうか。
テレビで観るのと劇場で観るのは違う、だから客はお金を払うんだ。と言う理論に基づくと、ライブ配信はその中間に当たるんだろうか。私の中ではちょいテレビ寄りの感覚。
イベントを独自に企画して~...という段階に手間がかかっていることは分かってる。おそらく提供側の本人たちはテレビ寄りでは無く、ほぼライブだと言う認識になっていることも分かっているけど。
スポーツ観戦をするのと同じくらいに画面越しで観るのが普通になるんだろうか。これからのデジタルライブ時代の世についていける価値観や柔軟さが必要になりそうだ...