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なんの分野でも、つく先生によって伸び率も、実力も変わってくると思う。

こんにちは。
自分はイラストを学ぶにあたって、何から練習して、何から勉強すればいいのか全く分からなかったから、誰かに教わろうと思って、とりあえずイラストを描ける人をさがしました。
バンドをやっている知り合いから、タトゥーの彫り師さんが弟子を募集していると聞いて、案内されるがまま、

当時は何も考えずに、
「とりあえずイラストが上達すればなんでもいいや」
と軽く考えて、その彫り師さんに週一回のペースで教えてもらう事になりました。月会費9000円を払う事に。(今思うと、めちゃくち取られてる。)

まず、「ドクロ描いて来て」と言われ、
「よし、それくらいなら描けるぞ」と意気込んで、A4のコピー用紙にそこらの雑誌に載ってるタトゥーのドクロを真似して描いていきました。

そして、「自分でも上手くかけたぞ」と思って師匠の所に持って行って見てもらいました。
それを見て悪い所を修正してくれるのかと思いきや、その絵に関しては何も言ってくれず、
「初めはね、赤でざっくりと形を取って、次に青でまた形を整えて、次に本番の線を黒でとるんや。」と。
そしてもう一回描いて来てと言われて、言われた通りの手順でまた一週間後に描き直して持っていきました。

「うーん…こんな形のドクロ無いやろ?」

また描き直して一週間後にもっていきました。コレで描きはじめて2週間。

描き直して見てもらうのが2回目
「いや、だからよく見て描いて。」「もう一回描いて来て」

多分言っちゃ悪いが、一回目にどこをどう直せば良くなるか、教えてもらえてたら、一回目で描けるようになったはずなんです。

タトゥースタジオに行って教えてもらうのですが、もちろんお客さんが来てることがほとんどでろくに教えてもらう時間など無い中、必死で自分で試行錯誤していました。

結局上手く仕上がったわけでは無く、どこがどう悪いのかもあまり理解ができません。

この師匠は、自分が学んだ時、
「俺は師匠から細かいことは一切教わらず、絵を見せては破られ、を繰り返し、師匠の技や、描き方を見て盗んでやって来たんだ!」
まるで「苦行に耐えて成し遂げてこそカッコいい」みたいな事を言うてきました。
確かに、現場で技術を見れるのはいい事です。

しかし、「見て盗め」とはよく言いますが、それって効率が非常に悪いような気がしてなりません。しかも、絵を見せては破られるなんて、教わる側からしたら毎回破られないか心配でストレスになりますよね。
そうなると、破られないように描かないと!て何かおかしな方向に気持ちが向いてしまいます。
昔ながらの職人さん気質とでも言うのでしょうか、コレなら弟子が育つのはいつになるんだ?
本当に育てる気があるのか?
と疑問におもいました。

僕が思うに、学ぶ側のやる気と、教える側の育てる気が合わさって人は育つと思うんです。
掛け算です。

学ぶ側のやる気が10で教える側の育てる気が10で、MAXで100

この場合僕のやる気が8ぐらい、師匠の育てる気が1。

コレなら僕の育つスピードは8点しかありません。独学とあんまりかわりません。

逆も然り。
学ぶ側のやる気が1だと何も進歩ありませんね。

僕はこの師匠のもとで1年やりました。
特に上手くもならなかったです。ほとんど独学と変わりませんでした。

何かを習いに行きたいと思ったら、その教室の金額だけで判断しては痛い目に遭います。
しっかりと先生を見極めてください。
また、自分もいい先生を見つけたなら全力でぶつかってください。

そうすればすぐに上達するはずです。先生もそうなれば嬉しいに決まっています。

どうか教える側に立つ人は偉そうにせずに、本気でやる気のある生徒には本気で育てる気持ちを持って丁寧に効率よく教えて下さい。

育った生徒はいずれ先生の助力となる可能性もありますし。

自分はイラストを描いていますが、結局独学でやっていますがね(-_-)

刺青の要素はまるで無いイラストを描いています。( ̄▽ ̄;)
ここまで来るのにまぁボチボチ仕事しながら大体3年かかっています。

しかしこの位はちゃんといい先生に着けばもしかしたら半年位で到達できると思いますよ^_^





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