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税理士試験記録一年目 日商簿記3級2級

イラストの灰色猫ちゃん可愛い💛

税理士を目指そうと思ったきっかけ

2006年、大学入学とともに税理士試験の勉強を始めました。当時、簿記の知識はゼロでしたので、日商簿記の受検から始まります。

税理士を目指そうと思ったきっかけは、第一に将来は地元で働きたいと思ったので資格を持っていると有利かと考えました。大学入学を機に上京しています。

そのほかに、大学まで出してもらった親への恩返し、税理士は儲かるだろうと難関資格への憧れがありました。

ちなみに公認会計士を目指さなかったのは、税理士より遥かに難関資格だろうということと、短期合格を目指すのが私に合っていないと思ったからです。(科目合格制のようなコツコツ努力が自分に合ってると思っています)


日商簿記3級に向けての勉強

早速、簿記の勉強が始まります。大学で簿記の資格取得講座が土曜日にあり、大学の授業とは別カリキュラムです。

授業料は別途払った記憶はありませんが、土曜日をまるまる使っての講義はしんどかったです。

6月の日商簿記3級の受検までにテキスト、トレーニング、過去問を網羅するので2か月くらいでしょうか。

予想以上にハイペースで理解できず消化不良のまま講義が進んでいきました。税理士もキツイなと思いました。

仕訳は覚えたものの、簿記とは何か?という根本をわかっていませんでした。借方、貸方も右側、左側てな感じで。

受検前2週間を過去問を回しまくって、仕訳のパターンを暗記した感じです。

現在は難易度上がっていると聞きますが、当時の私は第1問の仕訳問題と第3問の試算表で点数稼ぐという作戦でした。

たしか第2問は売上帳など補助簿の作成みたいな感じだったと思います。よくわからず捨てました。

意味が分からず勉強が辛かったはずですが、勉強してる自分かわいいとかいう痛ましい錯覚で何とかやり過ごしました。この傾向はその後も続く。

電卓を左手でパチパチやるのも好きでした。試算表の合計値を出すのが唯一の楽しみで、貸借一致したことはありません。

なぜか結果は合格。合格ラインギリギリだったのは確かですが、この合格体験が幸か不幸か税理士試験への第一歩となったのです。


日商簿記2級に向けての勉強

3級の次は2級ということで流れに身を任せましたが、簿記の根本を理解できていないことがじわじわダメージとなっていきます。

2級は11月の受検なので夏休みを挟むこと、工業簿記が加わることで更なる追い打ちが。

3級のように受検前に詰め込みでできるレベルを超えており、結果は不合格でした。確か4割くらいしか点数とれず。

一応、そんな絶望的な状況でも毎週土曜は講義に参加していました。

人見知りだった私は、友達から休日に遊びに誘われても断って独りで過ごしたいタイプ。

なので、簿記の講義があることは誘いを断るのにいい口実でした。

しかも平日も簿記の復習があるからと、勉強を理由に平日の誘いも断っていました。

資格の勉強をしている人、という認識を周りにもってもらえたので理想の陰キャ大学生活を送れたような気がします。

実際はあまり勉強はせずDVDを見たりしていました。

そして2級に落ちてしまったというのは何とも示しがつかない結果となってしまいました。

当初から税理士になれたらいいなと思ってはいたものの、2級の勉強で試験の大変さは痛感しました。

そして、その後に控える税理士試験を受けようか迷っていました。

そんなとき簿記を教えてくれていた先生が言ってくれたんです。

「日商簿記2級持っていないけど僕、税理士試験に合格したよ」と。

そして「税理士試験には工業簿記はないよ」と。

その言葉でやってみようかな、と思い勉強を続けることにしました。

いわゆる税理士試験の沼にハマった瞬間です。


税理士試験簿記論に向けて

年が明けての1月から日商簿記1級の商業簿記のテキストを使って税理士試験の簿記論の内容を勉強していくことになりました。

この時は税理士試験は怠けずにやっていこうと決めて、春休みも実家に一週間くらいしか帰省せずに勉強をしました。

このころは、2級に落ちたの反省と簿記論は一発合格しようと意気込んでてやる気に満ち溢れていました。

春休みは新規論点の特殊商品販売などをみっちりやった記憶があります。一日5時間くらい勉強しました。

勉強の調子が乗ってくるとどんどん楽しくなってきて、税理士試験を3回の受験で終わらせてやろうと思い始めていました。

大学生活を税理士試験にかけていいなと思い始めていました。

ただ、この決意とは裏腹に簿記の基礎力のなさが後々まで足を引っ張ることになります。

一年間で簿記知識ゼロから結構な知識を詰め込めたのではないかと思っています。

この頃はまだ勉強が楽しいとか思っている脳内お花畑の時期です。


次回は大学2年生、財務諸表論の勉強と継続して簿記論の勉強になります。

次第に自信をなくしていきます。

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