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推しと生きる

今朝は今季でもっとも冷えた朝だった。18℃。
これからグングン寒くなるのだろう。

むーちーは窓を開けるとやってきてくれるので、今朝も窓を開け放すと寒すぎた。
むーちーは寒くてもお外を眺めたいので、駆けて来てはお外に向かって鼻をクンクンさせている。朝の深呼吸大事だね。

昨日はむーちーのお友達のひなちゃん(猫)に会いに行った。

ひなちゃんはお鼻の病気を患っていて、完治する病ではないので治療で進行を遅らせているのだけれど、3か月ぶりに会うと体が小さくなっていた。
お鼻が利かなくなり、ごはんの美味しさを感じづらいのか少食になっているのだそう。

相変わらずお尻はモコモコで可愛さは健在だったが、短い間に体の衰えは顕著だった。

飼い主さんにお話を聞くと、もしもの時にはお仕事を休んでひなちゃんの看病ができる理解のある職場の様なので安心した。
猫ちゃんは我慢強いので、病気であっても元気に振舞うが限界にくると突然体調を崩す。
最後までそばにいてあげたいが、時間やお金などがないとなかなか厳しい。

帰宅するとお留守番むーちーは、待ってましたと言わんばかりにかわいい声でごはんをおねだり。
食後は目を爛爛とさせて遊ぶ準備できてますと訴える。
非常に元気。

「推しは推せるときに推せ」
ネットで目にした言葉。お金や時間を理由に先延ばしにして後悔しがちな私にぴったり。
人の顔色をうかがって自分の気持ちは抑え込んできた。
でも、今が大切なんだ。

むーちーが今は一番大事。
むーちーが遊びたいときは疲れ果てるまで遊んで、美味しいごはんもたくさん買ってあげたい。
気付けばむーちーもアラフォー突入の大人の魅力を放つ女の子。
私の年齢を超えていると思うと寂しいが、一緒の時間を大切に。

と言いつつ、明後日から実家に帰省なので、同居人にむーちーを託すことになる。

実家の家族との時間も同様で、上京して15年間で365日も顔を合わせていないはず。
息子の顔を見て安心してくれるなら、こんなに簡単な親孝行はないよね。

大好きだった祖母は4年前に他界したけど、いつも帰省を待ち望んでいたようで、思い出すと心が締め付けられる気持ちになる。

後悔しても仕方がないので、今したいこと、できることを先延ばしにせずにやっていこう。
後悔して過去を生きてもいけないし、起きていないことで不安になって未来を生きてもいけない。

今という時間を大切に、目の前の人を大切に、今の気持ちを大切に。

‐‐‐‐
私の推しはやっぱりむーちー。
名前を呼んでも来てくれないのに窓を開けると走ってくる。
自分に正直な生き物である。

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