286.『喉の奥』
『喉の奥』
罵声を吐いても
得られるものは
一瞬のカタルシス
吐いたものは巡り巡って
余計な怨嗟も伴いながら
自分の顔にクリーンヒット
何が悪い?誰が悪い?
考えるまでもなく
吐いた本人が悪い
濁った想いは無理に飲み込めよ
誰のためでもなく自分のために
責任転嫁しても誰も救われない
独りよがりの正しさよりも
行間に確かさをにじませたい
2020年9月24日作
2020年10月4日ラジオNIKKEI
『私の書いたポエム』放送分
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