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345.『縁の下』

『縁の下』

人里はなれた山奥でも
時折、工事現場に出くわす
破損した道路の修復だろうか
安全な道路の建設だろうか

誰かが作ってくれたから
僕はこの道を走っている
道は人目につかなくても
メンテナンスされている

目立たなくても
気づかなくても
しっかり支えられている
僕らの暮らしそのものも

2022年5月12日作
ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』
2022年5月22日放送分

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