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オーバーサイズファッションの時代は終わったのか
はろーこんにちわ。
takiです。
今回はオーバーサイズファッションは終わったのかというテーマで私の考えを述べていきます。
オーバーサイズはオワコンなのか?
もしそうなら今の流行は何なのか?
述べていきます。
1.オーバーサイズの時代の流れ
流行し始めたのは2015年秋冬。
それまではエディスリマン率いるDior Hommeが超細身のスキニーシルエットが主流。
2005年にエディスリマンによってChristian Diorのメンズライン「Dior Homme」がスタート。
エディはそれまで存在しなかったスキニーシルエットで全ての漠然と存在していたアイテムを再定義、再構築してしまうほどの強烈な革命を起こしました。
2010年頃には日本でも人気絶頂を迎え、Dior Homme、Saint Lawrent、PRADA、GIVENCHY、Kris Van Assche、Christian Dada、John Lawrence Sullivan、dressedundressedなどのブランドが人気を獲得し、第2次モード全盛期と呼べるような時代を迎えました。
基本的にはスキニーもしくはスリムシルエットのような細いシルエットにドレスやロックといったジャンルが流行していました。
その後、2015年にノームコアトレンドが流行り始めた頃にあのブランドが産声をあげ、それまでの細いシルエットのカウンターのようにオーバーサイズの時代が到来します。
そのブランドがVETEMENTS。
ヴェトモンはデムナヴァザリアによって2014年に設立されたブランド。
ストリートファッションを意識した迫力あるビッグシルエットが特徴的です。
2015年春夏、パリで初のランウェイショーを発表し、2015年秋冬のコレクションで絶対的な人気を手にします。
スキニーシルエットの時代を完全に終わらせました。
その後、OFF-WHITEやsupreme、Palace、KITHなどと言ったブランドも台頭。
更に2017AWの当時のデザイナー、キムジョーンズが率いるルイヴィトンとシュプリームとのラグジュアリーブランドとストリートブランドのコラボ。
更に同時期頃からのスニーカーブーム。
こういったトレンドの影響を受けて当時のラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドがこぞってオーバーサイズシルエットを提案するようになり、全盛期を迎えました。
日本でも17AW頃からオーバーサイズのトレンドが一般層にも浸透し、「スキニーはダサい」とまで言われる時代が到来します。
このトレンドは一時的なものではなくコロナ禍の2020〜2021年頃でも盛り上がる一方で衰え知らずのトレンドでしたが、2024年現在若干の陰りが見えています。
2.オーバーサイズはオワコンか?
オーバーサイズはオワコン。
この回答だと25点くらいです。
確かにy2kと呼ばれるトレンドが流行した際、ピチピチと表現できるぐらいの細いシルエットが流行しました。
更にここ最近のコレクションでバレンシアガやプラダといった名だたるファッションがスキニーとまではいかないぐらいのスリムシルエット、細いシルエットを提案してきています。
更に完全に崩壊したスニーカーバブル。
ファッション感度の高い人にはオーバーサイズの時代は終わりを迎えた。
そう、映るかもしれません。
ですが、まずバレンシアガのルックを見ましょう。
ルック1とルック2です。
![](https://assets.st-note.com/img/1722133460708-f3pdugtubM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1722133460681-WWTqqoguHf.jpg?width=1200)
太いです。
オーバーサイズのドレススタイルが目立ちます。
目新しさは無く、どこかで見たことのあるシルエットです。
※ただし、25ssのバレンシアガのコレクションが既存の顧客、特にアジアの顧客をターゲットに構成されていることは忘れてはいけない部分です。
既存客をさらに惹きつけようとする見せ方が印象的でした。
他にもGucciのルック32
![](https://assets.st-note.com/img/1722134521805-ErBEYRXpt1.png?width=1200)
sacaiのルック1
![](https://assets.st-note.com/img/1722134537559-hc2LEyyOEd.png?width=1200)
グッチは太いとは言えないシルエットが多かったですが、一部のルックでオーバーサイズを提案しています。
サカイは全体的にオーバーサイズの印象でした。
また、SNSで実際に細いシルエットを実践している人が多いかと言われると多くありません。
多いのはバレンシアガとリックオウエンスを使ったワイドなドレスやドレスを崩したようなスタイル。
普通に街を歩いてもオーバーサイズかレギュラーサイズぐらいのシルエットを着用している人が多く、更にファストファッションブランドなどを覗いてもむしろオーバーサイズシルエットを提案しているブランドが多いぐらいです。
例としてHAREを挙げてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1722132960452-d9ml4m5Lr6.png?width=1200)
オーバーサイズが多いですね…。
むしろレギュラーサイズすら無いぐらいの勢いです。
私が申し上げたいのはオーバーサイズのトレンドは少なくともマス層ではまだまだ浸透し続けている。
服好きという感度の高い人でもワイドシルエットの人はまだまだいる。
ですが、全盛期よりは少なくなった。
今はワイドやレギュラー、スリム、スキニー、スカートと多種多様なシルエット、スタイル、ジャンルが見られます。
なのでオーバーサイズ1強の時代は終わりはしたけれども多種多様なスタイルが見られるようになり、むしろそれが来ている人の人間性を反映しているように見えて面白い時代が来たと思っています。
今こそ色んなスタイルに挑戦してみるのに最適な時代が来た。
そう考えています。
最後に
いかがでしょうか。
私個人の感想と推察ですので異論は認めます…が聞く耳を持つかどうかは私次第です(ニッコリ)
バイバイ。
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