iDeCoには注意が必要だ、と思う

 FP2級でもある渡部昌平です。
 一般論としてiDeCoは有利だと思います(掛け金も運用益も非課税ですよね。そして受け取る時も退職所得控除あるいは年金控除が活用可能)。でも私は掛けていません。というのはワタシは組織と5年契約で、必ずしも更新が確約されているわけではないからです。iDeCoは原則60歳以降しか受け取れず、途中で掛け金を払えなくなってもどんどん手数料が引かれるので、いずれは0になってしまうかもしれません。
 つまり60歳の定年退職まで公務員や大企業などで継続雇用されるつもりの人はいいですけれども、途中で会社を変わったり年収が大きく変わったりする可能性がある場合は、少なくないリスクもあるということです。若い人ほどリスクがあると言えるかもしれませんが、就職先や本人の人生設計によっても異なりそうです(例えば実家暮らしで、そのまま実家を継ぐ予定があるとか)。逆に中高年であっても60歳までに賃金の上下動があったり転職の可能性がある場合はNISAのほうが使い勝手がいい場合も出てきそうです。
 まあ60歳までに賃金の上下動があったり転職の可能性がある場合でも、それに十分耐えられるだけの貯蓄があるのであればiDeCoに回すのは節税効果もあるのでいいと思いますけれども。

※FPや金融に詳しい先輩がた、記述に間違いあればいつでもご指摘お願いしまス。

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