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両立支援について考える

 先日、最近のキャリコンのホットスポットである「治療と仕事の両立支援」の研修を受講したんですよ。事例を聞いて、「ああ、なるほど退院して仕事に復帰しても「まだ治療中」ってこともあるんだなあ」「それを職場の人が知らないこと、本人が言わないこともあるなあ」と勉強になったわけです。たぶん現役中にがん治療と仕事の両立支援になるのは乳がんとか子宮がんとかが多いのか、ワタシはあまり気づかなかった分野なのですが(うちの父もがんで亡くなりましたが、発見が60代後半~70歳くらいの再々就職後でしたし)。

 それはそれとして(いや本当に勉強になりました)。両立支援といえば、世間で幅広く言われているのは仕事と家庭の両立支援。日本の家庭では夫が家事や育児・介護に参加する比率が異様に低いということ。専業主婦家庭は減っていて、今や共働き世帯が増えている(半数以上)のに、男性の家事時間はあまり増えていないということ。両立支援と言えば女性支援がメインの印象がありますが、男性や会社側の意識改革は重要でしょうね。

 でも考えてみると、大学生でも「勉強(あるいは進路)とアルバイト(部活・サークル)の両立支援」は重要かもしれません。強い部活に入っている高校生なら「勉強(あるいは進路)と部活の両立支援」とか。大学だと「勉強以外」に力を入れる学生も少なくないのですが、専門を活かした就職を目指すならばそれではまずいことも少なくない。アルバイトなどに情熱を注いで単位を落とす学生も決して少なくない。

 人によっては「スポーツ・趣味(的活動)と収入(的活動)の両立支援」とか「推し活と日常生活の両立支援」とかいろいろあるかもしれません。このテーマ、時間のある時にしばらくいろいろ考えてみたいと思っています。




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