見出し画像

感情2

 続きです。怒りたくて怒る。客観的に考えてその通りです。いくら酷いことを言われても怒らなければそれで終わりです。とても褒められたとしても「こいつは何か下心があるから褒めるのだ。」と思えば怒ることになります。夫婦仲を悪くしていたのも、子供にとって居心地の悪い家をつくっていたのも私でした。人生最大の味方であるはずの家族を攻撃していたのは他ならぬ私だったのです。本来なら世界中が敵でも唯一味方であるはずが、です。
 家族だけでなく私の周囲にいた人にも感情をむき出しにして怒るように仕向けていました。このことに関する基点はすべて私。私さえ怒らなければ全てOK。怒るからギスギス、イライラしてストレスが溜まるのです。ストレスで胃袋に潰瘍ができて体を壊すのも私のせい。
 わかってしまいました。元凶は私だと言うことが。しかし、怒ってしまうのです。すぐ感情に流されてしまうのです。これからの私の残りの人生は怒りとの戦いです。自身の感情との戦いです。
 美術家は感動を表現します。感情と感動は明確に区別しなければならないと思います。ここは只今研究中。ここに書けるほど整理できていませんのでまたいずれ。
 皆さんのご家庭は安心して過ごせる環境でしょうか。怒りのない家庭はどれほど居心地が良いでしょう。子どもは敏感に感じ取っています。たら・ればですが、もし世界から怒りが消えればどうなるのでしょう。想像です。全世界から争いが消えるかもしれません。
 因みに下井家からは怒りによる争いが激減しました。やはり元凶は私だったと言うことが証明されてしまいました。しかしそれも私です。「鋼の自己肯定感」(前々回参照)を獲得して晴々と怒りに立ち向かいたいと思います。できるだけ。
 おまけですが、お酒と怒りは最悪の相性です。妻と愚痴りながら晩酌をすると100%悪酔いします。次の日は仕事になりません。最近、下井家に「愚痴りながらの晩酌禁止」の申し合わせ事項が追加されました。笑いながらの晩酌はまさにストレス発散。まさに百薬の長でしょう。(適量厳守)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?